第19回 言語聴覚士国家試験 第35問
第19回 言語聴覚士国家試験 第35問(生涯発達心理学)の正答は 1 です。Marcia.J.E. は Erikson の自我同一性概念を、「危機(crisis=探索)」と「傾倒(commitment=関与)」の2軸の有無によって操作的に整理し、4つの同一性地位(identity status)に分類した。
- 1.アイデンティティ再体制化 ✓
- 2.アイデンティティ達成
- 3.アイデンティティ拡散
- 4.モラトリアム
- 5.早期完了
正答:1番
初回正答率 22.1%難問
86人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
Marcia.J.E. は Erikson の自我同一性概念を、「危機(crisis=探索)」と「傾倒(commitment=関与)」の2軸の有無によって操作的に整理し、4つの同一性地位(identity status)に分類した。本問は「地位を示す用語として誤っているもの」、すなわちマーシャの4地位に含まれない語を選ぶ問題である。
【各選択肢の解説】
1.アイデンティティ再体制化:✅誤り(=正答)。マーシャの地位分類にこの名称は存在しない。同一性が再構成される過程を指す一般的な言い回しではあるが、4地位の正式名称ではない。
2.アイデンティティ達成:❌正しい。危機を経験したうえで自分の価値観へ傾倒している、最も成熟した地位。
3.アイデンティティ拡散:❌正しい。傾倒がなく方向性が定まらない地位。危機の有無は問わない。
4.モラトリアム:❌正しい。危機の最中にあり、傾倒を模索している猶予期間。
5.早期完了:❌正しい。危機を経ずに親などの価値観へそのまま傾倒した状態(foreclosure=権威受容)。
【試験対策ポイント】
マーシャの4地位は「危機(探索)」と「傾倒(関与)」の有無で整理すると覚えやすい。
| 地位 | 危機 | 傾倒 |
|---|---|---|
| 同一性達成 | 経験した | あり |
| モラトリアム | 最中 | 模索中 |
| 早期完了 | なし | あり |
| 同一性拡散 | 問わず | なし |
「再体制化」はこの4語に含まれない。地位の名称そのものを問う出題では、4地位(達成・モラトリアム・早期完了・拡散)を正確に列挙できるかが解答の鍵となる。
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