第20回 言語聴覚士国家試験 第101問
解剖学第20回
第20回 言語聴覚士国家試験 第101問(解剖学)の正答は 5 です。細胞内液で最も多い陽イオンはカリウムイオンであり、ナトリウムイオンは細胞外液に多い。
問題
人の細胞について誤っているのはどれか。
- 1.粗面小胞体ではタンパク質が合成される。
- 2.ミトコンドリアはATPを産生する。
- 3.核内にはDNAが存在する。
- 4.細胞膜は脂質二重層である。
- 5.細胞内で最も多い陽イオンはナトリウムイオンである。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 67.8%標準
171人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 細胞内で最も多い陽イオンはナトリウムイオンである
細胞内液で最も多い陽イオンはカリウムイオンであり、ナトリウムイオンは細胞外液に多い。この内外のイオン分布の差がナトリウム-カリウムポンプにより維持され、静止膜電位や興奮の基盤となる。選択肢5は内外を取り違えており誤りである。
【各選択肢の解説】
1. 粗面小胞体ではタンパク質が合成される
❌ 正しい。粗面小胞体は表面にリボソームが付着し、分泌・膜タンパク質の合成の場となる。リボソームの存在が「粗面」の由来である。
❌ 正しい。粗面小胞体は表面にリボソームが付着し、分泌・膜タンパク質の合成の場となる。リボソームの存在が「粗面」の由来である。
2. ミトコンドリアはATPを産生する
❌ 正しい。ミトコンドリアは電子伝達系と酸化的リン酸化によりATPを産生する。細胞のエネルギー工場と呼ばれる。
❌ 正しい。ミトコンドリアは電子伝達系と酸化的リン酸化によりATPを産生する。細胞のエネルギー工場と呼ばれる。
3. 核内にはDNAが存在する
❌ 正しい。核内には遺伝情報を担うDNAがヒストンとともにクロマチンとして存在する。核膜に包まれている点が真核細胞の特徴である。
❌ 正しい。核内には遺伝情報を担うDNAがヒストンとともにクロマチンとして存在する。核膜に包まれている点が真核細胞の特徴である。
4. 細胞膜は脂質二重層である
❌ 正しい。細胞膜はリン脂質の二重層を基本構造とし、タンパク質が埋め込まれている。物質の出入りを選択的に制御する。
❌ 正しい。細胞膜はリン脂質の二重層を基本構造とし、タンパク質が埋め込まれている。物質の出入りを選択的に制御する。
5. 細胞内で最も多い陽イオンはナトリウムイオンである
✅ 誤り(=正答)。細胞内で最も多い陽イオンはカリウムであり、ナトリウムは細胞外に多い。内外のイオン分布を取り違えた記述である。
✅ 誤り(=正答)。細胞内で最も多い陽イオンはカリウムであり、ナトリウムは細胞外に多い。内外のイオン分布を取り違えた記述である。
【試験対策ポイント】
細胞内外の主なイオン分布を押さえる。
| 区画 | 多い陽イオン | 多い陰イオン |
|---|---|---|
| 細胞内液 | カリウム(K⁺) | リン酸・タンパク質 |
| 細胞外液 | ナトリウム(Na⁺) | 塩化物(Cl⁻) |
要点は細胞内=カリウム・細胞外=ナトリウムという分布である。ナトリウム-カリウムポンプがこの勾配を保ち、静止膜電位や活動電位の基盤になることも押さえる。
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