第20回 言語聴覚士国家試験 第14問
第20回 言語聴覚士国家試験 第14問(臨床神経学)の正答は 5 です。ラクナ梗塞は穿通枝(脳深部の細い動脈)の閉塞による直径1.5cm未満の小梗塞で、非心原性。
- 1.欧米人より日本人に多い。
- 2.高血圧との関連が深い。
- 3.穿通枝動脈の閉塞が原因となる。
- 4.多発例では認知症のリスクが高い。
- 5.抗凝固薬が第一選択である。 ✓
正答:5番
初回正答率 61.9%標準
84人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ラクナ梗塞は穿通枝(脳深部の細い動脈)の閉塞による直径1.5cm未満の小梗塞で、非心原性。再発予防は抗血小板薬が第一選択であり、「抗凝固薬が第一選択」は誤りで正答。抗凝固薬は心房細動などの心原性脳塞栓症に用いる薬剤である。
【各選択肢の解説】
1.欧米人より日本人に多い
✅ 正しい。高血圧を背景とするラクナ梗塞は、欧米人に比べ日本人に多い脳梗塞の病型である。
2.高血圧との関連が深い
✅ 正しい。慢性高血圧による穿通枝の細動脈硬化(リポヒアリノーシス)が発症基盤となる。
3.穿通枝動脈の閉塞が原因となる
✅ 正しい。主幹動脈から分岐する穿通枝の閉塞により、被殻・視床・橋・内包などに小梗塞を生じる。
4.多発例では認知症のリスクが高い
✅ 正しい。ラクナ梗塞が多発すると、血管性認知症や仮性球麻痺の原因となる。
5.抗凝固薬が第一選択である
❌ 誤り(=正答)。非心原性のラクナ梗塞では抗血小板薬(アスピリン等)が第一選択。抗凝固薬(ワルファリン・DOAC)は心房細動などの心原性塞栓に用いる。
【試験対策ポイント】
脳梗塞の薬物的再発予防は機序で決まる。この対応の取り違えが定番の誤り。
| 病型 | 機序 | 再発予防薬 |
|---|---|---|
| アテローム血栓性 | 動脈硬化 | 抗血小板薬 |
| ラクナ | 穿通枝の細動脈硬化 | 抗血小板薬 |
| 心原性塞栓 | 心房細動など | 抗凝固薬 |
ラクナ=高血圧・穿通枝・小梗塞・日本人に多い、という特徴もまとめて押さえる。
この範囲(臨床神経学)は、買い切りのST国試ノート(¥850)の棚には入っていません。まずは同じ科目だけを続けて解いて、どこが抜けているかを出すのが早道です。
▶ 「臨床神経学」だけを無料アプリで演習する失語症・嚥下・聴覚・高次脳など22科目は買い切りのST国試ノート(¥850)にあります。収録科目を見る →
基礎医学・総論を含む全科目のノートは、伴走型のST既卒プレミアムに収録しています(9月7日スタート・以降も随時受付)。
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | STの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(成人・小児・聴覚・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国14,201か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →