STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第20回 言語聴覚士国家試験 第159問

言語聴覚障害総論第20回

第20回 言語聴覚士国家試験 第159問(言語聴覚障害総論)の正答は 4 です。右片麻痺を伴う失語症患者の支援における多職種連携を問う問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
右片麻痺を有する失語症患者について、言語聴覚士が連携すべき職種と内容との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1.医 師 ― 予後予測
  2. 2.看護師 ― 病棟内でのコミュニケーション方法の検討
  3. 3.作業療法士 ― 左手での書字訓練
  4. 4.介護支援専門員 ― 失業等給付の検討
  5. 5.医療ソーシャルワーカー ― 退院支援

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:4番 — 介護支援専門員と「失業等給付の検討」は対応しない

右片麻痺を伴う失語症患者の支援における多職種連携を問う問題である。介護支援専門員(ケアマネジャー)の役割は介護保険サービスのケアプラン作成・調整であり、雇用保険に基づく失業等給付の検討は本来ハローワーク等が担う業務で、その役割ではない。したがって組合せとして誤っているのは4である。



【各選択肢の解説】
1. 医師 ― 予後予測
❌ 正しい。医学的な予後予測は医師と連携して行う適切な内容である。
2. 看護師 ― 病棟内でのコミュニケーション方法の検討
❌ 正しい。病棟生活でのやりとりの工夫を看護師と共有するのは適切である。
3. 作業療法士 ― 左手での書字訓練
❌ 正しい。右片麻痺のため非麻痺側(左手)の書字訓練を作業療法士と連携するのは適切である。
4. 介護支援専門員 ― 失業等給付の検討
✅ 誤り(=正答)。失業等給付は雇用保険の制度でハローワーク等が扱う事項であり、介護保険のケアプランを担う介護支援専門員の役割ではない。
5. 医療ソーシャルワーカー ― 退院支援
❌ 正しい。退院後の生活・制度調整はMSWと連携する適切な内容である。


【試験対策ポイント】
多職種連携は各職種の本来業務を踏まえて判断する。介護支援専門員は介護保険のケアマネジメント、雇用・失業に関する給付はハローワーク(公共職業安定所)という役割分担を押さえる。

職種主な連携内容
医師診断・予後予測
作業療法士ADL・書字(非麻痺側)訓練
介護支援専門員介護保険ケアプラン(失業給付は対象外)
医療ソーシャルワーカー退院・社会資源調整
✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第20回 全問一覧

▶ 言語聴覚障害総論 の過去問一覧

スポンサーリンク