STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第20回 言語聴覚士国家試験 第165問

脳性麻痺第20回

第20回 言語聴覚士国家試験 第165問(脳性麻痺)の正答は 5 です。脳性麻痺の病型・原因の組合せを問う問題である。

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問題
脳性麻痺で誤っている組合せはどれか。
  1. 1.姿勢異常 ― 痙性麻痺
  2. 2.併存症 ― てんかん
  3. 3.低出生体重児 ― 脳室周囲白質軟化症
  4. 4.周産期仮死 ― 重複障害
  5. 5.核黄疽 ― 失調型

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 核黄疸はアテトーゼ型であり失調型ではない

脳性麻痺の病型・原因の組合せを問う問題である。核黄疸(ビリルビン脳症)は基底核を障害し、不随意運動を主体とするアテトーゼ型(ジスキネティック型)脳性麻痺の原因となる。「核黄疸 ― 失調型」とする組合せは誤りである。失調型は主に小脳系の障害による。



【各選択肢の解説】
1. 姿勢異常 ― 痙性麻痺
❌ 正しい。痙性麻痺では筋緊張の亢進により、はさみ肢位など特有の姿勢異常を呈する。
2. 併存症 ― てんかん
❌ 正しい。脳性麻痺ではてんかんの併存がしばしばみられる。
3. 低出生体重児 ― 脳室周囲白質軟化症
❌ 正しい。低出生体重児では脳室周囲白質軟化症(PVL)が痙性両麻痺の原因となる。
4. 周産期仮死 ― 重複障害
❌ 正しい。重度の周産期仮死では運動障害に知的障害等を伴う重複障害となりやすい。
5. 核黄疸 ― 失調型
✅ 誤り(=正答)。核黄疸は基底核障害によりアテトーゼ型を生じる。失調型は小脳系障害によるもので対応しない。


【試験対策ポイント】
脳性麻痺は病型と責任病巣・原因をセットで覚える。核黄疸=アテトーゼ型(基底核)、PVL=痙性両麻痺(低出生体重児)、失調型=小脳系という対応が頻出である。核黄疸は基底核(淡蒼球)が選択的に障害されるためアテトーゼ型となる、という責任病巣まで踏み込んで覚えると確実である。

病型主な病巣・原因
痙性型錐体路・PVL(低出生体重児)
アテトーゼ型基底核・核黄疸
失調型小脳系
✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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