STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第20回 言語聴覚士国家試験 第169問

臨床心理学第20回
発達検査と適応年齢との組合せで誤っているのはどれか。 a.田中ビネー知能検査V ― 0~6歳 b.乳幼児精神発達質問紙(津守式) ― 0~4歳 c.遠城寺式乳幼児分析的発達検査法 ― 0~4歳7か月 d.デンバー発達判定法 ― 0~6歳 e.日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査 ― 2歳9か月~6歳2か月 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — a,b 田中ビネー知能検査Vは適応年齢2~13歳、津守式は0~3歳であり、問題文の記載が誤っています。発達検査は対象年齢が厳密に定められているため、各検査の適応年齢を正確に把握することが診断と報告書作成の前提となります。 --- 【各選択肢の解説】 a. 田中ビネー知能検査V — 0~6歳 ❌ 誤り。正しい適応年齢は2~13歳です。田中ビネー知能検査Vは就学前から小学校段階の児童を対象とした検査であり、0歳代や1歳の乳幼児には適用できません。 b. 乳幼児精神発達質問紙(津守式) — 0~4歳 ❌ 誤り。正しい適応年齢は0~3歳です。津守式は生後0ヶ月から3歳までの発達を母親の回顧的報告で評価する質問紙形式の検査です。4歳は範囲外となります。 c. 遠城寺式乳幼児分析的発達検査法 — 0~4歳7か月 ✅ 正しい。遠城寺式は生後0ヶ月から4歳7ヶ月までを対象とした発達検査です。運動・認知・適応・言語などの領域を項目ごとに分析評価できる標準的な検査です。 d. デンバー発達判定法 — 0~6歳 ✅ 正しい。デンバーDDSTは生後0ヶ月から6歳までを対象とした、運動・言語・社会性・適応行動を広くスクリーニングする検査です。発達の遅れを早期に発見するために広く利用されます。 e. 日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査 — 2歳9か月~6歳2か月 ✅ 正しい。ミラー検査はこの年齢範囲で認知発達をスクリーニングする検査です。特に軽度から中度の発達遅滞の早期発見に有用です。 --- 【試験対策ポイント】 発達検査の適応年齢(ST国試頻出) | 検査名 | 適応年齢 | 主な特徴 | |---|---|---| | 津守式 | 0~3歳 | 質問紙形式・母親回顧報告 | | 遠城寺式 | 0~4歳7か月 | 分析的評価・領域別項目分析 | | 田中ビネーV | 2~13歳 | IQ算出・認知機能中心 | | デンバーDDST | 0~6歳 | スクリーニング・広領域対応 | | ミラー | 2歳9か月~6歳2か月 | 認知領域スクリーニング | 紛らわしい誤り項目の区別 - 津守式が「4歳」と記載されるのは誤り(正解は3歳まで) - 田中ビネーが「0~6歳」と記載されるのは誤り(正解は2~13歳) - デンバー・遠城寺・ミラーの記載年齢はすべて正確
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