第20回 言語聴覚士国家試験 第174問
呼吸系第20回
第20回 言語聴覚士国家試験 第174問(呼吸系)の正答は 1 です。喉頭筋の働きを問う問題である。
問題
輪状甲状筋の収縮で起こる主な変化はどれか。
- 1.声が高くなる。 ✓
- 2.声が大きくなる。
- 3.咽頭が狭くなる。
- 4.声門が開大する。
- 5.発声時間が長くなる。
正答:1番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 77.6%やさしい
76人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 輪状甲状筋の収縮で声が高くなる
喉頭筋の働きを問う問題である。輪状甲状筋は、甲状軟骨を前下方に引いて声帯を前後に引き伸ばし、声帯の緊張を高める。声帯が伸展・緊張すると振動数(基本周波数)が上がるため、主な変化は「声が高くなる」ことである。輪状甲状筋はピッチ(声の高さ)の調節を担う代表的な筋である。
【各選択肢の解説】
1. 声が高くなる。
✅ 正しい(=正答)。声帯を伸展・緊張させて基本周波数を上げ、声が高くなる。
✅ 正しい(=正答)。声帯を伸展・緊張させて基本周波数を上げ、声が高くなる。
2. 声が大きくなる。
❌ 誤り。声の大きさは主に呼気圧と声門閉鎖の強さで決まり、輪状甲状筋の主作用ではない。
❌ 誤り。声の大きさは主に呼気圧と声門閉鎖の強さで決まり、輪状甲状筋の主作用ではない。
3. 咽頭が狭くなる。
❌ 誤り。咽頭腔の広狭は咽頭筋などの働きで、輪状甲状筋の作用ではない。
❌ 誤り。咽頭腔の広狭は咽頭筋などの働きで、輪状甲状筋の作用ではない。
4. 声門が開大する。
❌ 誤り。声門の開大は後輪状披裂筋(外転筋)の作用である。輪状甲状筋は声帯を伸展させる。
❌ 誤り。声門の開大は後輪状披裂筋(外転筋)の作用である。輪状甲状筋は声帯を伸展させる。
5. 発声時間が長くなる。
❌ 誤り。発声時間(最長発声持続時間)は呼気のコントロール等によるもので、輪状甲状筋の主作用ではない。
❌ 誤り。発声時間(最長発声持続時間)は呼気のコントロール等によるもので、輪状甲状筋の主作用ではない。
【試験対策ポイント】
喉頭筋は作用で整理する。輪状甲状筋=声帯の伸展・緊張でピッチ上昇、後輪状披裂筋=声門開大(外転)、外側輪状披裂筋・甲状披裂筋=声門閉鎖・内転という対応を押さえる。声の高さ(ピッチ)は輪状甲状筋による声帯の伸展・緊張で決まるという中心点を、声門の開大・閉鎖を担う筋と区別して覚える。
| 筋 | 主な作用 |
|---|---|
| 輪状甲状筋 | 声帯の伸展・緊張(声が高くなる) |
| 後輪状披裂筋 | 声門開大(外転) |
| 外側輪状披裂筋 | 声門閉鎖(内転) |
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