STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第20回 言語聴覚士国家試験 第174問

呼吸系第20回

第20回 言語聴覚士国家試験 第174問(呼吸系)の正答は 1 です。喉頭筋の働きを問う問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
輪状甲状筋の収縮で起こる主な変化はどれか。
  1. 1.声が高くなる。
  2. 2.声が大きくなる。
  3. 3.咽頭が狭くなる。
  4. 4.声門が開大する。
  5. 5.発声時間が長くなる。

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:1番 — 輪状甲状筋の収縮で声が高くなる

喉頭筋の働きを問う問題である。輪状甲状筋は、甲状軟骨を前下方に引いて声帯を前後に引き伸ばし、声帯の緊張を高める。声帯が伸展・緊張すると振動数(基本周波数)が上がるため、主な変化は「声が高くなる」ことである。輪状甲状筋はピッチ(声の高さ)の調節を担う代表的な筋である。



【各選択肢の解説】
1. 声が高くなる。
✅ 正しい(=正答)。声帯を伸展・緊張させて基本周波数を上げ、声が高くなる。
2. 声が大きくなる。
❌ 誤り。声の大きさは主に呼気圧と声門閉鎖の強さで決まり、輪状甲状筋の主作用ではない。
3. 咽頭が狭くなる。
❌ 誤り。咽頭腔の広狭は咽頭筋などの働きで、輪状甲状筋の作用ではない。
4. 声門が開大する。
❌ 誤り。声門の開大は後輪状披裂筋(外転筋)の作用である。輪状甲状筋は声帯を伸展させる。
5. 発声時間が長くなる。
❌ 誤り。発声時間(最長発声持続時間)は呼気のコントロール等によるもので、輪状甲状筋の主作用ではない。


【試験対策ポイント】
喉頭筋は作用で整理する。輪状甲状筋=声帯の伸展・緊張でピッチ上昇、後輪状披裂筋=声門開大(外転)、外側輪状披裂筋・甲状披裂筋=声門閉鎖・内転という対応を押さえる。声の高さ(ピッチ)は輪状甲状筋による声帯の伸展・緊張で決まるという中心点を、声門の開大・閉鎖を担う筋と区別して覚える。

主な作用
輪状甲状筋声帯の伸展・緊張(声が高くなる)
後輪状披裂筋声門開大(外転)
外側輪状披裂筋声門閉鎖(内転)
✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第20回 全問一覧

▶ 呼吸系 の過去問一覧

スポンサーリンク