STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第20回 言語聴覚士国家試験 第181問

運動障害性構音障害第20回

第20回 言語聴覚士国家試験 第181問(運動障害性構音障害)の正答は 2 です。運動低下性構音障害はパーキンソン病に代表される基底核障害で、声量低下、単調なピッチ・音量、子音の不明瞭、そして発話が次第に速くなる加速(突進)傾向を特徴とする。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
運動低下性構音障害に特徴でないのはどれか。 a.スラー様発話 b.声量低下 c.声のふるえ d.発話の加速傾向 e.不自然で急激な発話の変動 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:2番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:2番 — 特徴でないのはa(スラー様発話)・e(急激な発話の変動)

運動低下性構音障害はパーキンソン病に代表される基底核障害で、声量低下、単調なピッチ・音量、子音の不明瞭、そして発話が次第に速くなる加速(突進)傾向を特徴とする。一方、酩酊様のスラー発話は失調性、急激で不自然な発話変動は運動過多性の特徴であり、本型とは結びつかない。各記述を照合する。


【各選択肢の解説】

a.スラー様発話
✅ 特徴でない(=正答に含む)。酩酊様の不明瞭発話は失調性構音障害の特徴である。

b.声量低下
❌ 特徴である。声が小さく単調になるのは運動低下性の代表的所見。

c.声のふるえ
❌ 特徴である。振戦に関連した声の動揺がみられる。

d.発話の加速傾向
❌ 特徴である。次第に速くなる加速(突進)現象は運動低下性に典型的。

e.不自然で急激な発話の変動
✅ 特徴でない(=正答に含む)。突発的で不規則な変動は運動過多性の特徴である。

特徴でないのはa・eであり、正答は2番となる。


【試験対策ポイント】

運動低下性は「小さく・単調・だんだん速くなる」が核。スラー(酩酊様)は失調性、急激な変動は運動過多性と、他型の特徴を混ぜて誤らせる出題に注意する。声量低下や加速傾向は自覚されにくく、本人が話しにくさを訴えないことも多いため、聴取評価で客観的にとらえることが重要となる。型ごとの代表所見を並べて、特徴の帰属先を取り違えないよう整理しておきたい。

代表的特徴
運動低下性声量低下・単調・加速傾向
失調性スラー様(酩酊様)発話・断綴性
運動過多性不規則で急激な発話変動
✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第20回 全問一覧

▶ 運動障害性構音障害 の過去問一覧

スポンサーリンク