第20回 言語聴覚士国家試験 第19問
第20回 言語聴覚士国家試験 第19問(呼吸系)の正答は 2 です。発声・発話の空気力学(エアロダイナミクス)に関する正誤問題。
正答:2番
初回正答率 59%標準
83人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
発声・発話の空気力学(エアロダイナミクス)に関する正誤問題。正しいのは a(MPTは複数回測定し最大値を採用)と e(口唇の突出は声道長を延長する)で、両方を含む2が正答。声門抵抗の定義や閉鎖音の口腔内圧の向き、発声時の圧関係が誤り選択肢になっている。
【各選択肢の解説】
a.最長発声持続時間(MPT)の測定は3回実施して最大値を採用する
✅ 正しい。MPTは深吸気後にできるだけ長く発声させ、通常3回程度測定して最大値を代表値とする。呼気のコントロールや声門閉鎖の効率を反映する。
b.発声時平均呼気流率と呼気圧の積は声門抵抗を反映する
❌ 誤り。声門抵抗は呼気圧÷平均呼気流率(圧/流率)で表され、積ではない。抵抗=圧の差/流量という基本式を確認する。
c.両唇破裂音の破裂の直前の口腔内圧は大気圧より低い
❌ 誤り。両唇の閉鎖により口腔内に呼気がたまるため、破裂直前の口腔内圧は大気圧より高い。破裂はこの陽圧が一気に開放される現象。
d.持続母音発声時の声門上圧は声門下圧と等しい
❌ 誤り。発声には声門下圧>声門上圧という圧差が必要で、両者は等しくない。この圧差が声帯振動の原動力となる。
e.口唇の突出は声道長を延長する
✅ 正しい。口唇の突出(円唇化)は声道を長くし、共鳴を変化させてフォルマント周波数を全体に下げる。
【試験対策ポイント】
空気力学の定義は「演算と向き」がカギ。式と圧の向きを正確に覚えれば誤り選択肢が一目で見抜ける。
| 項目 | 正しい関係 |
|---|---|
| 声門抵抗 | 呼気圧 ÷ 平均呼気流率 |
| 閉鎖音の口腔内圧 | 大気圧より高い(陽圧) |
| 発声時の圧差 | 声門下圧 > 声門上圧 |
| 円唇(口唇突出) | 声道延長=フォルマント低下 |
MPTは3回測定して最大値、という測定法のルールも頻出。
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