STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第20回 言語聴覚士国家試験 第191問

小児聴覚障害第20回

第20回 言語聴覚士国家試験 第191問(小児聴覚障害)の正答は 2 です。ダウン症(21トリソミー)では、新生児期からの筋緊張低下(低緊張)が特徴的で、亢進ではない。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
ダウン症について誤っているのはどれか。
  1. 1.滲出性中耳炎を繰り返す。
  2. 2.筋緊張が亢進する。
  3. 3.外耳道狭搾がみられる。
  4. 4.両眼開離がある。
  5. 5.低身長がある。

正答:2番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:2番 — ダウン症で誤りは「筋緊張が亢進する」

ダウン症(21トリソミー)では、新生児期からの筋緊張低下(低緊張)が特徴的で、亢進ではない。耳・聴覚面では外耳道狭窄や反復する滲出性中耳炎がみられ、顔貌では両眼開離(眼間開離)、全身的には低身長などを伴う。各選択肢の所見を確認する。


【各選択肢の解説】

1.滲出性中耳炎を繰り返す。
❌ 正しい。耳管機能や鼻咽腔の特徴から滲出性中耳炎を反復しやすい。

2.筋緊張が亢進する。
✅ 誤り(=正答)。実際は筋緊張低下(低緊張)が特徴で、亢進ではない。

3.外耳道狭窄がみられる。
❌ 正しい。外耳道が狭く、耳所見の観察や中耳炎管理に影響する。

4.両眼開離がある。
❌ 正しい。眼間が広い(眼間開離)顔貌的特徴がみられる。

5.低身長がある。
❌ 正しい。成長曲線上、低身長を伴うことが多い。


【試験対策ポイント】

ダウン症は「低緊張」が出発点で、これに伴う哺乳・運動・構音の問題を理解する。聴覚面では滲出性中耳炎の反復と外耳道狭窄が伝音難聴の背景になる点も頻出である。亢進と低下の取り違えに注意する。低緊張は哺乳力の弱さや構音器官の運動性低下にもつながり、言語発達の遅れと相互に影響し合う。狭い外耳道と反復する中耳炎は聴力変動をもたらすため、定期的な聴覚管理と早期からの言語支援を組み合わせる視点が重要である。

項目ダウン症での特徴
筋緊張低下(低緊張)
中耳滲出性中耳炎を反復
外耳道狭窄
顔貌・体格両眼開離・低身長
✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第20回 全問一覧

▶ 小児聴覚障害 の過去問一覧

スポンサーリンク