第20回 言語聴覚士国家試験 第22問
第20回 言語聴覚士国家試験 第22問(聴覚系)の正答は 2 です。聴覚・前庭生理の組合せ。
正答:2番
初回正答率 52.8%標準
108人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
聴覚・前庭生理の組合せ。正しいのは a(耳小骨筋反射―音響インピーダンス増加)と e(血管条―内リンパの産生)で、両方を含む2が正答。周波数同調を担う細胞、音の方向覚の中枢、加速度の受容器が誤り選択肢になっており、紛らわしい3点が狙われている。
【各選択肢の解説】
a.耳小骨筋反射 ― 音響インピーダンス増加
✅ 正しい。強大音でアブミ骨筋が反射的に収縮し、伝音系の剛性が増して音響インピーダンスが上昇、過大な音から内耳を保護する。
b.内有毛細胞 ― 蝸牛の周波数同調機能
❌ 誤り。周波数同調の鋭敏化・増幅(能動的過程)を担うのは外有毛細胞。内有毛細胞は音情報を求心性神経に伝える主たる感覚受容を担う。
c.蝸牛神経核 ― 音の方向覚
❌ 誤り。音の方向覚(両耳間時間差・強度差の処理)は上オリーブ核で行われる。蝸牛神経核は片側の聴覚一次中継核。
d.半規管 ― 直線加速度の感知
❌ 誤り。半規管は回転=角加速度を感知する。直線加速度・重力を感知するのは耳石器(卵形嚢・球形嚢)。
e.血管条 ― 内リンパの産生
✅ 正しい。蝸牛管側壁の血管条が内リンパと高カリウム環境(正の蝸牛内電位)を産生し、有毛細胞の感覚変換を支える。
【試験対策ポイント】
紛らわしい3点を固定すれば誤り選択肢が一掃できる。
| 機能 | 担う構造 |
|---|---|
| 周波数同調・増幅 | 外有毛細胞 |
| 音の方向覚 | 上オリーブ核 |
| 角加速度(回転) | 半規管 |
| 直線加速度・重力 | 耳石器(卵形嚢・球形嚢) |
| 内リンパ産生 | 血管条 |
耳小骨筋反射=インピーダンス上昇による内耳保護、もあわせて押さえる。
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