第20回 言語聴覚士国家試験 第4問
第20回 言語聴覚士国家試験 第4問(生理学)の正答は 3 です。消化液の分泌と性状に関する基本問題。
- 1.唾液にはアミラーゼが含まれる。
- 2.胃からガストリンが分泌される。
- 3.膵液は酸性である。 ✓
- 4.小腸ではグルコースが吸収される。
- 5.肝臓から胆汁酸が分泌される。
正答:3番
初回正答率 58.5%標準
164人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
消化液の分泌と性状に関する基本問題。膵液は重炭酸イオン(HCO₃⁻)に富むアルカリ性で、胃から十二指腸へ送られてくる酸性の内容物を中和し、膵酵素が働く至適pHをつくる。「酸性」が誤りで正答。消化液のpHは取り違えやすく頻出。
【各選択肢の解説】
1.唾液にはアミラーゼが含まれる
✅ 正しい。唾液腺はデンプンを麦芽糖に分解する唾液アミラーゼ(プチアリン)を分泌し、口腔内で糖質の消化が始まる。
2.胃からガストリンが分泌される
✅ 正しい。胃幽門前庭部のG細胞がガストリンを分泌し、壁細胞からの胃酸分泌を促進する消化管ホルモンである。
3.膵液は酸性である
❌ 誤り(=正答)。膵液は重炭酸イオン(HCO₃⁻)を多く含むアルカリ性で、十二指腸内で胃酸を中和する。これにより膵酵素(トリプシン・リパーゼ等)が働ける環境が整う。
4.小腸ではグルコースが吸収される
✅ 正しい。グルコースは小腸上皮細胞でNa⁺との共輸送(SGLT1)により能動的に吸収される。
5.肝臓から胆汁酸が分泌される
✅ 正しい。肝臓でコレステロールから合成された胆汁酸が胆汁中に分泌され、脂肪を乳化して脂質の消化吸収を助ける。
【試験対策ポイント】
消化液のpHは頻出。膵液のアルカリ性は「酸の中和」と「酵素の至適pH確保」という2つの機能のためであり、機能まで結びつけると引っかからない。
| 消化液 | pH | 主な酵素・成分 |
|---|---|---|
| 唾液 | 中性〜弱酸 | アミラーゼ |
| 胃液 | 強酸性 | ペプシン・胃酸 |
| 膵液 | アルカリ性 | トリプシン・リパーゼ・HCO₃⁻ |
| 胆汁 | アルカリ性 | 胆汁酸(酵素なし) |
胃液だけが強酸性、膵液・腸液・胆汁はアルカリ性、と対で覚えると消化液の組合せ問題を一掃できる。
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