STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第28回 言語聴覚士国家試験 第5問

生理学第28回
抗体を産生するのはどれか。
  1. 1.好酸球
  2. 2.好中球
  3. 3.好塩基球
  4. 4.リンパ球 ✓
  5. 5.マクロファージ

正答:4番

解説
# 第28回 第5問 解説 ■ 正答:4番 — リンパ球 抗体(免疫グロブリン)を産生するのは、リンパ球の中の**B細胞**です。B細胞は抗原刺激を受けると形質細胞(プラズマ細胞)に分化し、抗体を大量に産生します。これが液性免疫の中心的なメカニズムです。 --- 【各選択肢の解説】 1. 好酸球 ❌ 誤り。抗体産生は行いません。寄生虫感染やⅠ型アレルギーで活性化し、顆粒成分を放出して防御に関与します。 2. 好中球 ❌ 誤り。貪食作用で細菌などの病原体を処理する細胞です。抗体産生能はなく、非特異的免疫(自然免疫)に属します。 3. 好塩基球 ❌ 誤り。細胞表面のIgE受容体に抗原が結合するとヒスタミンなどを放出し、アレルギー反応に関与しますが、抗体は産生しません。 4. リンパ球 ✅ 正しい。リンパ球のうちB細胞が形質細胞に分化して抗体を産生します。同じリンパ球でもT細胞は細胞性免疫を担当し、抗体産生は行いません。 5. マクロファージ ❌ 誤り。貪食作用と抗原提示を行い免疫応答を補助しますが、抗体は産生しません。 --- 【試験対策ポイント】 - 「**抗体産生 = B細胞(リンパ球)→ 形質細胞**」は必須暗記。T細胞と混同しないこと。 - リンパ球の分類:**B細胞(液性免疫・抗体産生)/T細胞(細胞性免疫)/NK細胞(自然免疫)**。 - 好酸球・好塩基球・肥満細胞はIgE受容体を"持つ"側であり、抗体を産生する側ではない。 - マクロファージや樹状細胞は**抗原提示細胞(APC)**として液性免疫を助けるが、自身は抗体を作らない。 - 顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球)は自然免疫、リンパ球は獲得免疫という大枠で整理すると覚えやすい。
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