第20回 言語聴覚士国家試験 第6問
第20回 言語聴覚士国家試験 第6問(内科学)の正答は 4 です。疾患と病態・検査の組合せ。
- 1.感 冒 ― ウィルス感染
- 2.扁桃炎 ― A群溶血性連鎖球菌感染
- 3.気管支喘息 ― 気道狭窄
- 4.肺気腫 ― 拘束性障害 ✓
- 5.肺結核 ― 喀痰塗抹検査
正答:4番
初回正答率 56.1%標準
187人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
疾患と病態・検査の組合せ。肺気腫は肺胞壁の破壊と気道の虚脱により呼出(息を吐くこと)が妨げられる閉塞性換気障害であり、「拘束性障害」は誤りで正答。1秒率(FEV₁.₀%)の低下が特徴で、COPDの代表的病型である。
【各選択肢の解説】
1.感 冒 ― ウィルス感染
✅ 正しい。かぜ症候群の多くはライノウイルス・コロナウイルスなどのウイルス感染による上気道炎である。
2.扁桃炎 ― A群溶血性連鎖球菌感染
✅ 正しい。細菌性扁桃炎の代表的起炎菌がA群β溶血性連鎖球菌で、リウマチ熱や急性糸球体腎炎の原因にもなる。
3.気管支喘息 ― 気道狭窄
✅ 正しい。気道の慢性炎症と過敏性亢進により、可逆的な気道狭窄(発作性の呼気性呼吸困難)をきたす。
4.肺気腫 ― 拘束性障害
❌ 誤り(=正答)。肺気腫は肺胞破壊と気道虚脱による閉塞性障害で、1秒率が低下する。拘束性障害は肺線維症・間質性肺炎など肺が膨らみにくくなり%肺活量が低下する病態。正しくは、肺気腫は閉塞性換気障害である。
5.肺結核 ― 喀痰塗抹検査
✅ 正しい。喀痰の抗酸菌塗抹(チール・ニールゼン染色)で結核菌を検出し、診断・排菌状態の評価を行う。
【試験対策ポイント】
換気障害の二分は頻出。「気腫=肺は膨らむのに吐き出せない=閉塞性」とイメージで結びつけると取り違えない。
| 区分 | 低下する指標 | 代表疾患 |
|---|---|---|
| 閉塞性 | 1秒率(FEV₁.₀%) | 喘息・COPD・肺気腫 |
| 拘束性 | %肺活量 | 肺線維症・間質性肺炎 |
スパイログラムのフローボリューム曲線の形(閉塞性は呼出が下に凸)と合わせて理解しておくと、病態の組合せ問題に強くなる。
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