第21回 言語聴覚士国家試験 第106問
内科学第21回
糖尿病の合併症でないのはどれか。
- 1.網膜症
- 2.腎 症
- 3.末梢神経障害
- 4.動脈硬化
- 5.肺気腫 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 肺気腫
糖尿病の三大合併症は網膜症・腎症・神経障害です。これらに加えて動脈硬化も糖尿病の重要な合併症ですが、肺気腫は糖尿病の合併症ではありません。肺気腫は主に喫煙が原因のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)であり、糖尿病との直接的な因果関係はありません。
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【各選択肢の解説】
1. 網膜症
✅ 正しい。糖尿病の三大合併症の一つ。高血糖が毛細血管を傷つけることで発症し、進行すると失明の危険があります。
2. 腎症
✅ 正しい。糖尿病の三大合併症の一つ。糸球体の毛細血管障害により、蛋白尿から始まり、やがて腎不全に至ります。透析導入原因の第1位です。
3. 末梢神経障害
✅ 正しい。糖尿病の三大合併症の一つ。高血糖により末梢神経が傷害され、足の異常感覚や痛み、進行すると潰瘍形成に至ります。
4. 動脈硬化
✅ 正しい。糖尿病患者は非糖尿病患者の2~3倍動脈硬化が進行しやすく、虚血性心疾患や脳卒中の危険が大幅に増加します。
5. 肺気腫
❌ 誤り。肺気腫はCOPDの一種で、主に長期喫煙が原因であり、糖尿病との直接的な因果関係はありません。糖尿病患者に肺気腫が合併することはありますが、それは糖尿病の合併症ではなく、独立した別疾患です。
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【試験対策ポイント】
糖尿病の合併症分類
| 分類 | 具体例 |
|---|---|
| 三大血管合併症 | 網膜症(目)、腎症(腎)、神経障害(神経) |
| その他の血管合併症 | 動脈硬化症、虚血性心疾患、脳卒中 |
| 感染症合併 | 結核、足病変(潰瘍) |
重要否定知識
- 肺気腫は糖尿病の合併症ではない
- COPDは喫煙が主原因(糖尿病ではない)
- 糖尿病患者にCOPDが合併しても、それは別疾患
頻出パターン
「合併症でないのはどれか」という問題では、疾患の直接的な因果関係が問われます。複数疾患の合併はあっても、因果関係がなければ合併症ではありません。