第21回 言語聴覚士国家試験 第14問
病理学第21回
髄液検査で多核白血球が著明に増多するのはどれか。
- 1.脳梗塞
- 2.細菌性髄膜炎 ✓
- 3.結核性髄膜炎
- 4.くも膜下出血
- 5.ウィルス性髄膜炎
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 細菌性髄膜炎
細菌が髄膜に侵入すると、身体は急性炎症反応として好中球(多核白血球)を大量に動員します。細菌性髄膜炎では髄液中の細胞数が500〜10000/μLに達し、そのほとんど(80〜90%以上)が多核白血球となるのが特徴です。「著明に増多」という表現が出たら細菌性髄膜炎を即座に想起してください。
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【各選択肢の解説】
1. 脳梗塞
❌ 誤り。非炎症性疾患であり、髄液の細胞数は正常範囲内です。
2. 細菌性髄膜炎
✅ 正しい。急性炎症反応により好中球(多核白血球)が著明に増多します。髄液所見の中で最も特徴的なポイントです。
3. 結核性髄膜炎
❌ 誤り。単核白血球(リンパ球)が優位で、多核白血球の著明な増多はみられません。
4. くも膜下出血
❌ 誤り。赤血球が多数混入した血性髄液が特徴であり、多核白血球の著明な増多ではありません。
5. ウイルス性髄膜炎
❌ 誤り。リンパ球優位の細胞増加を示します。初期にわずかな好中球増加が生じることはありますが「著明な増多」には至りません。
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【試験対策ポイント】
- **多核白血球(好中球)が著明増多 → 細菌性髄膜炎**で確定と覚える
- リンパ球優位なら「ウイルス性・結核性」のいずれかを鑑別(タンパク・糖・経過で判断)
- くも膜下出血の髄液は「血性」が特徴。白血球の増多が主役ではない