STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第104問

病理学第24回
自己免疫疾患でないのはどれか。
  1. 1.橋本病
  2. 2.気管支喘息 ✓
  3. 3.関節リウマチ
  4. 4.シェーグレン症候群
  5. 5.全身性エリテマトーデス

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — 気管支喘息 気管支喘息は自己免疫疾患ではなく、アレルギー疾患です。IgE仲介型の即時型アレルギー反応が主体であり、自身の組織に対する免疫応答(自己免疫)ではなく、外部抗原(ハウスダスト・花粉など)に対する過剰な免疫応答です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 橋本病 ✅ 正しい。自己免疫疾患です。甲状腺組織に対する自己抗体(抗TPO抗体・抗サイログロブリン抗体)が産生され、甲状腺の破壊が起こります。 2. 気管支喘息 ❌ 誤り(正答)。アレルギー疾患です。肥満細胞やIgEを介した即時型アレルギー反応が気道炎症を引き起こします。自己組織への免疫攻撃ではありません。 3. 関節リウマチ ✅ 正しい。自己免疫疾患です。滑膜細胞に対する自己抗体(RF・抗CCP抗体)が産生され、関節滑膜の炎症と破壊が進行します。 4. シェーグレン症候群 ✅ 正しい。自己免疫疾患です。涙腺・唾液腺組織に対する自己抗体(抗SS-A抗体・抗SS-B抗体)が産生され、腺組織が破壊されます。 5. 全身性エリテマトーデス(SLE) ✅ 正しい。自己免疫疾患です。核抗原に対する自己抗体(抗核抗体・抗ds-DNA抗体)が産生され、多臓器障害を引き起こします。 --- 【試験対策ポイント】 | 疾患名 | 分類 | 主要な自己抗体 | ST関連性 | |---|---|---|---| | 橋本病 | 自己免疫 | 抗TPO抗体・抗Tg抗体 | 声の嗄れ(甲状腺腫大・反回神経圧迫) | | 気管支喘息 | アレルギー疾患 | 自己抗体なし | 呼吸困難・喘鳴 | | 関節リウマチ | 自己免疫 | RF・抗CCP抗体 | 颞下顎関節障害・構音障害 | | シェーグレン症候群 | 自己免疫 | 抗SS-A/SS-B抗体 | 口腔乾燥・嚥下困難 | | SLE | 自己免疫 | 抗核抗体・抗ds-DNA抗体 | 多臓器障害による二次的構音障害 | キーワード: - 自己免疫疾患→自己抗体が存在。アレルギー疾患→IgE・肥満細胞が関与 - 気管支喘息は「可逆的な気道閉塞」「IgE仲介」が定義的特徴 - 本問は「除外問題」型:4つは確実に自己免疫疾患。異なるカテゴリーを選ぶ必須問題
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