STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第21回 言語聴覚士国家試験 第154問

失語症第21回

第21回 言語聴覚士国家試験 第154問(失語症)の正答は 1 です。閉塞によって失語症を起こすことが最も多い動脈を選ぶ問題である。

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問題
閉塞によって失語症を起こすことが最も多いのはどれか。
  1. 1.中大脳動脈 ✓
  2. 2.椎骨動脈
  3. 3.後大脳動脈
  4. 4.脳底動脈
  5. 5.前大脳動脈

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 言語野を灌流する中大脳動脈の閉塞で失語が最も多い

閉塞によって失語症を起こすことが最も多い動脈を選ぶ問題である。中大脳動脈はブローカ野・ウェルニッケ野など主要な言語野を灌流するため、その閉塞で失語症が最も多く生じる。よって選択肢1が正答となる。


【各選択肢の解説】

1. 中大脳動脈
✅ 正しい(=正答)。言語野を広く灌流する。
2. 椎骨動脈
❌ 誤り。脳幹・小脳を灌流し失語は起こしにくい。正しくは延髄・小脳を灌流し、閉塞で生じるのはワレンベルグ症候群などである。
3. 後大脳動脈
❌ 誤り。後頭葉・側頭葉内側を灌流。失読等は生じうる。正しくは閉塞で生じるのは同名半盲や純粋失読などで、失語の原因としては中大脳動脈より少ない。
4. 脳底動脈
❌ 誤り。脳幹を灌流し失語の主因ではない。正しくは閉塞で生じるのは閉じ込め症候群などの脳幹症状である。
5. 前大脳動脈
❌ 誤り。前頭葉内側を灌流。超皮質性運動失語等は生じうる。正しくは失語の原因としては中大脳動脈より少なく、閉塞で目立つのは下肢優位の片麻痺などである。

【試験対策ポイント】
言語野(ブローカ野・ウェルニッケ野・弓状束)は中大脳動脈領域にあり、その閉塞が失語の最大の原因。前大脳動脈領域では超皮質性運動失語、後大脳動脈領域では失読などが生じうる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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