第21回 言語聴覚士国家試験 第162問
高次脳機能障害第21回
第21回 言語聴覚士国家試験 第162問(高次脳機能障害)の正答は 3 です。前頭葉内側面の損傷で起こるものを選ぶ問題である。
問題
前頭葉内側面の損傷で起こるのはどれか。
a.健 忘
b.把握反射
c.模倣行動
d.道順障害
e.接近行為
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 55.1%標準
158人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 前頭葉内側面損傷で把握反射・模倣行動が出現する
前頭葉内側面の損傷で起こるものを選ぶ問題である。前頭葉内側面(補足運動野・帯状回など)の損傷では、把握反射(b)や模倣行動(c)などの環境依存的な行動がみられる。よってb・cが正答となる。
【各選択肢の解説】
a. 健 忘
❌ 誤り。健忘は記憶回路の損傷で生じる。正しくは側頭葉内側(海馬)・間脳・前脳基底部などの損傷で起こる。
❌ 誤り。健忘は記憶回路の損傷で生じる。正しくは側頭葉内側(海馬)・間脳・前脳基底部などの損傷で起こる。
b. 把握反射
✅ 正しい(=正答)。前頭葉内側面(補足運動野)の損傷で原始反射が解放されて出現する。
✅ 正しい(=正答)。前頭葉内側面(補足運動野)の損傷で原始反射が解放されて出現する。
c. 模倣行動
✅ 正しい(=正答)。前頭葉内側面の損傷でみられる環境依存症候群の一つである。
✅ 正しい(=正答)。前頭葉内側面の損傷でみられる環境依存症候群の一つである。
d. 道順障害
❌ 誤り。道順障害は前頭葉内側面の症状ではない。正しくは右の脳梁膨大後域から頭頂葉内側部の損傷で起こる。
❌ 誤り。道順障害は前頭葉内側面の症状ではない。正しくは右の脳梁膨大後域から頭頂葉内側部の損傷で起こる。
e. 接近行為
❌ 誤り。接近行為は前頭葉内側面の損傷でみられる症状ではなく、関連する病変部位が異なる。正しくは接近行為(closing-in)は模写などの構成課題で手本の上やごく近くに描き込んでしまう現象で、構成障害や認知症などでみられる。
❌ 誤り。接近行為は前頭葉内側面の損傷でみられる症状ではなく、関連する病変部位が異なる。正しくは接近行為(closing-in)は模写などの構成課題で手本の上やごく近くに描き込んでしまう現象で、構成障害や認知症などでみられる。
【試験対策ポイント】
前頭葉内側面(補足運動野・帯状回)の損傷では把握反射・模倣行動・使用行動などの環境依存症候群、無為・自発性低下が生じる。健忘は記憶回路、道順障害は後部の頭頂・後頭領域の障害。
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