STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第21回 言語聴覚士国家試験 第22問

聴覚系第21回

第21回 言語聴覚士国家試験 第22問(聴覚系)の正答は 1 です。聴覚器の発生・生理を問う問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
正しいのはどれか。
  1. 1.内耳の発生と中耳の発生とは互いに独立している。
  2. 2.音刺激により有毛細胞のNa+チャネルが開き脱分極する。
  3. 3.強大音による難聴は基底板のゆがみによって生じる。
  4. 4.耳小骨筋反射は脳幹障害の影響を受けない。
  5. 5.聴覚情報は下丘から外側毛帯を通り中枢へ伝えられる。

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:1番 — 内耳と中耳は発生学的に独立している

聴覚器の発生・生理を問う問題である。内耳は外胚葉由来の耳胞(聴胞)から、中耳は第1咽頭嚢(内胚葉)由来で、両者は発生学的に独立している。よって選択肢1が正答となる。


【各選択肢の解説】

1. 内耳の発生と中耳の発生とは互いに独立している …✅正しい(=正答)。

2. 音刺激により有毛細胞のNa⁺チャネルが開き脱分極する …誤り。開くのはK⁺チャネルで、内リンパの高K⁺により脱分極する。

3. 強大音による難聴は基底板のゆがみによって生じる …誤り。有毛細胞(特に外有毛細胞)の障害による。

4. 耳小骨筋反射は脳幹障害の影響を受けない …誤り。反射弓は脳幹を経るため影響を受ける。

5. 聴覚情報は下丘から外側毛帯を通り中枢へ伝えられる …誤り。経路は逆で、外側毛帯を上行して下丘に至る。

【試験対策ポイント】
有毛細胞の脱分極は内リンパの高K⁺がK⁺チャネル経由で流入して生じる。聴覚伝導路は蝸牛神経核→上オリーブ核→外側毛帯→下丘→内側膝状体→聴皮質。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第21回 全問一覧

▶ 聴覚系 の過去問一覧

スポンサーリンク