STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第21回 言語聴覚士国家試験 第58問

失語症第21回

第21回 言語聴覚士国家試験 第58問(失語症)の正答は 1 です。自発話流暢・聴覚的理解低下・復唱良好という所見から超皮質性感覚失語が想定される。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
自発性流暢、聴覚的理解低下、復唱良好な失語症を呈した脳梗塞患者。 出現しないのはどれか。 a.補充現象 b.反復言語 c.補完現象 d.語性錯語 e.反響言語 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:1番 — 超皮質性感覚失語で補充現象・反復言語(パリラリア)は出現しない

自発話流暢・聴覚的理解低下・復唱良好という所見から超皮質性感覚失語が想定される。a補充現象は内耳性難聴の聴覚現象で失語とは無関係、b反復言語(パリラリア=自分の発話の反復)もこの病型の典型ではない。よって出現しないa・bの組合せが正答となる。


【各選択肢の解説】

a. 補充現象 …✅出現しない(=正答)。内耳性難聴の現象で失語と無関係。

b. 反復言語 …✅出現しない(=正答)。自身の発話を反復するパリラリアは非典型。

c. 補完現象 …出現する。慣用句の後半を補える。

d. 語性錯語 …出現する。流暢性失語で頻発。

e. 反響言語 …出現する。他者の発話を繰り返すエコラリアは復唱良好を反映。

→ 出現しないa・bの組合せである1番が正答となる。


【試験対策ポイント】
超皮質性感覚失語=流暢・理解低下・復唱良好(言語野が保たれ周辺が離断)。反響言語・補完現象・語性錯語が出現する。補充現象は聴覚(内耳)の現象で混同しない。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第21回 全問一覧

▶ 失語症 の過去問一覧

スポンサーリンク