第21回 言語聴覚士国家試験 第62問
第21回 言語聴覚士国家試験 第62問(高次脳機能障害)の正答は 2 です。高次脳機能に関する用語の正誤を問う問題である。
- 1.GCSは意識障害を評価する尺度である。
- 2.ある脳機能が一側半球に偏って存在することを脳機能の離断という。 ✓
- 3.痛み刺激に全く反応しないのはJCSで300と評価される。
- 4.二重乖離の原理は、ある脳機能とある脳部位との関係を確立する原理である。
- 5.Baillarger-Jacksonの原理とは意図的な行為と自動的な行為との乖離を指す。
正答:2番
初回正答率 73%やさしい
178人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
高次脳機能に関する用語の正誤を問う問題である。ある脳機能が一側半球に偏って存在することは「側性化(ラテラリティ)」と呼ばれる。「離断」は連絡線維の切断による症候を指すため、選択肢2が誤りで正答となる。
【各選択肢の解説】
1.GCSは意識障害を評価する尺度である。
✅ 正しい。開眼・言語反応・運動反応の3項目で意識障害を評価する尺度である。
2.ある脳機能が一側半球に偏って存在することを脳機能の離断という。
❌ 誤り(=正答)。これは側性化である。正しくは、ある脳機能が一側半球に偏って存在することを「側性化(ラテラリティ)」といい、「離断」は脳梁や連合線維の断絶で領域間の連絡が絶たれることを指す。
3.痛み刺激に全く反応しないのはJCSで300と評価される。
✅ 正しい。JCSでは痛み刺激に全く反応しないものを最重度の300とする。
4.二重乖離の原理は、ある脳機能とある脳部位との関係を確立する原理である。
✅ 正しい。病変Aで機能Xのみ、病変Bで機能Yのみが障害されるという二重乖離は、機能と部位の対応を確立する論理的根拠となる。
5.Baillarger-Jacksonの原理とは意図的な行為と自動的な行為との乖離を指す。
✅ 正しい。自動的な発話(系列語・感情語など)は保たれるのに意図的な発話ができない、という乖離を指す。
【試験対策ポイント】
側性化=機能の半球偏在(言語は左など)。離断症候群=脳梁・連合線維の切断で生じる(純粋失読、脳梁離断症状など)。二重乖離は機能局在の論理的根拠。
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