STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第21回 言語聴覚士国家試験 第68問

言語発達障害学第21回
正しいはどれか。 a.KIDS乳幼児発達スケールは子供に直接実施する。 b.絵画語い発達検査では6枚の絵から選ばせる。 c.WISC-IVでは4つの合成得点が得られる。 d.新版K式発達検査2001では発達年齢が算出できる。 e.<S-S法>言語発達遅滞検査は0歳前半から適用できる。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — c,d WISC-IVは4つの合成得点(言語理解・知覚推理・処理速度・作動記憶)が算出でき、新版K式発達検査2001は発達年齢が直接算出できます。これらが本問の正答根拠となります。 --- 【各選択肢の解説】 a. KIDS乳幼児発達スケールは子供に直接実施する。 ❌ 誤り。KIDS乳幼児発達スケールは「保護者への面接法」であり、子どもに直接検査を実施するのではなく、保護者の報告に基づいて評価します。 b. 絵画語い発達検査では6枚の絵から選ばせる。 ❌ 誤り。絵画語い発達検査(PVT)では「4枚の絵から選ばせる」のが標準的な手続きです。6枚は誤った数字です。 c. WISC-IVでは4つの合成得点が得られる。 ✅ 正しい。WISC-IVの4つの合成得点は「言語理解指標(VCI)」「知覚推理指標(PRI)」「処理速度指標(PSI)」「作動記憶指標(WMI)」です。全IQも算出されます。 d. 新版K式発達検査2001では発達年齢が算出できる。 ✅ 正しい。新版K式発達検査2001は「発達年齢」を直接算出できます。これは乳幼児の多領域発達評価において重要な特徴です。 e. S-S法言語発達遅滞検査は0歳前半から適用できる。 ❌ 誤り。S-S法言語発達遅滞検査は「1歳6ヶ月以上」が適用下限です。0歳前半には適用できません。 --- 【試験対策ポイント】 発達検査の適用月齢と出力値の整理表 | 検査名 | 適用年齢 | 出力値 | 実施方法 | |---|---|---|---| | KIDS | 0~3歳 | 発達指数 | 保護者面接法 | | 新版K式2001 | 0~6歳 | 発達年齢・発達指数 | 直接実施 | | PVT(絵画語い) | 2~6歳 | 語彙年齢 | 4枚から選択 | | WISC-IV | 6~16歳 | 4合成得点+全IQ | 直接実施 | | S-S法 | 1歳6ヶ月~ | 言語年齢 | 面接法 | 頻出の誤り知識 ・「KIDS=子どもへの直接検査」は誤解。保護者面接が本質。 ・「PVT=6枚選択」は不正解。4枚が正規手続き。 ・「WISC-III=4指標」と混同しやすいが、WISC-IVは確実に4つ。 ・「S-S法0歳~」は多くの受験生が誤りやすい引っかかりポイント。
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