第21回 言語聴覚士国家試験 第79問
第21回 言語聴覚士国家試験 第79問(器質性構音障害)の正答は 2 です。舌癌に対する舌亜全摘術後の構音障害について正しいものを選ぶ問題である。
正答:2番
初回正答率 82.9%やさしい
123人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
舌癌に対する舌亜全摘術後の構音障害について正しいものを選ぶ問題である。舌の大部分を失うため、残存器官での代償構音訓練(a)と、必要に応じた拡大・代替コミュニケーション(e)が適応となる。よってa・eが正答となる。
【各選択肢の解説】
a.代償構音訓練が適応となる。
✅ 正しい(=正答)。残存器官で代償する。
b.構音訓練は障害の強い音から始める。
❌ 誤り。障害の強い音からは始めない。正しくは、産生しやすい(障害の軽い)音から始める。
c.電気式人工喉頭が有効である
❌ 誤り。本例には不適である。正しくは、電気式人工喉頭は喉頭摘出などで喉頭原音を失った場合の代用音声で、舌亜全摘術後は喉頭原音が保たれており、問題は構音器官の欠損である。
d.日常会話に支障がない程度に改善することが多い。
❌ 誤り。改善は限定的なことが多い。正しくは、舌亜全摘術後は明瞭度の改善に限界があり、日常会話に支障が残ることが多い。
e.拡大・代替コミュニケーション(AAC)を考慮する。
✅ 正しい(=正答)。発話を補う手段として考慮する。
→ 正しいa・eの組合せである2番が正答となる。
【試験対策ポイント】
舌(亜)全摘後は構音の要である舌を失い、代償構音訓練を行うが改善には限界があり、AACの併用を検討する。電気式人工喉頭は喉頭摘出例(音源喪失)の手段で混同しない。
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