STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第21回 言語聴覚士国家試験 第81問

運動障害性構音障害第21回

第21回 言語聴覚士国家試験 第81問(運動障害性構音障害)の正答は 3 です。筋萎縮性側索硬化症(ALS)にみられる発話特徴を問う問題である。

STワンコイン模試 いま本番なら、何点か。本試験換算で、いまの目安をチェック。1回まるごと500円。順位と本試験換算の点を受けるたびに集計。第1回の本試験換算 平均118点(合格ラインは120点)。締切なし・スマホOK・中断OK。解説は印刷やPDF保存ができる。
問題
筋萎縮側索硬化症にみられる発話の特徴はどれか。
  1. 1.閉鼻声を呈する。
  2. 2.同語を反復する。
  3. 3.発話速度が遅い。 ✓
  4. 4.発話が断続的に途切れる。
  5. 5.声の強さの変動が大きい。

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 58.2%標準

153人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:3番 — ALSの発話は発話速度が遅い

筋萎縮性側索硬化症(ALS)にみられる発話特徴を問う問題である。ALSでは球麻痺により痙性・弛緩性が混在する混合性の運動障害性構音障害を呈し、発話速度の低下がみられる。よって選択肢3が正答となる。


【各選択肢の解説】

1. 閉鼻声を呈する
❌ 誤り。ALSでは鼻咽腔閉鎖不全で開鼻声を呈する。正しくは開鼻声であり、閉鼻声は鼻閉やアデノイド肥大など鼻腔の通気障害でみられる。
2. 同語を反復する
❌ 誤り。吃音や保続の特徴で、ALSの典型ではない。正しくは同語の反復は吃音や保続でみられる症状で、ALSの発話は痙性と弛緩性が混在する混合性の構音障害である。
3. 発話速度が遅い
✅ 正しい(=正答)。緩慢で努力性の発話。痙性麻痺と弛緩性麻痺が重なり、構音運動が遅くなる。
4. 発話が断続的に途切れる
❌ 誤り。失調性構音障害の特徴に近い。正しくは音節が断続的に途切れる断綴性発話は失調性構音障害でみられ、ALSでは発話全体が緩慢になる。
5. 声の強さの変動が大きい
❌ 誤り。運動過多性・失調性でみられる特徴。正しくは声の強さの過度な変動は失調性・運動過多性でみられ、ALSでは声の強さが単調で弱くなりやすい。

【試験対策ポイント】
ALSの発話=混合性(痙性+弛緩性)。発話速度低下・努力性・開鼻声・気息性かつ粗糙性の嗄声・子音の歪み。進行性で代替手段(AAC)の導入も検討する。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
既卒・浪人の方へ 解く力はあるのに、一人だと計画が崩れる——そんな人のための伴走型プログラム「ST既卒プレミアム」。あなた専用のロードマップと、毎週届く「今やること」で、次の国試まで隣を走ります。2026年9月7日スタート・以降も随時受付。お申し込みから8日以内なら全額返金。 詳しく見る ▶
スポンサーリンク(広告)

🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | STの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(成人・小児・聴覚・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国14,201か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第21回 全問一覧

▶ 運動障害性構音障害 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)