STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第21回 言語聴覚士国家試験 第86問

嚥下障害第21回

第21回 言語聴覚士国家試験 第86問(嚥下障害)の正答は 2 です。気管切開を受けている嚥下障害患者について正しいものを選ぶ問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
気管切開を受けている嚥下障害患者について正しいのはどれか。
  1. 1.発声はできない。
  2. 2.嚥下時の喉頭挙上が制限される。
  3. 3.カフ付きカニューレは飲食物の誤嚥を防止できる。
  4. 4.経口摂取が自立できるまで気管切開孔を閉鎖してはならない。
  5. 5.気管吸引は医師、歯科医師、および看護師のみが行うことができる。

正答:2番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:2番 — 気管切開では喉頭挙上が制限される

気管切開を受けている嚥下障害患者について正しいものを選ぶ問題である。気管切開チューブ(カニューレ)は喉頭を下方に固定する形となり、嚥下時の喉頭挙上を制限して誤嚥のリスクを高める。よって選択肢2が正答となる。


【各選択肢の解説】

1. 発声はできない …誤り。カフを脱気しスピーチバルブを用いれば発声可能。

2. 嚥下時の喉頭挙上が制限される …✅正しい(=正答)。

3. カフ付きカニューレは誤嚥を防止できる …誤り。完全には防止できない。

4. 経口摂取自立まで気管切開孔を閉鎖してはならない …誤り。状態により閉鎖を検討する。

5. 気管吸引は医師・歯科医師・看護師のみが行える …誤り。一定の研修を受けた言語聴覚士等も実施できる。

【試験対策ポイント】
気管切開は喉頭挙上を妨げ、カフは誤嚥を完全には防げず(カフ上部に貯留)、発声はスピーチカニューレ等で可能。気管吸引は研修を受けた言語聴覚士も実施できる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第21回 全問一覧

▶ 嚥下障害 の過去問一覧

スポンサーリンク