第21回 言語聴覚士国家試験 第9問
小児科学第21回
学校感染症と就学児童の出席停止期間との組み合わせで正しいのはどれか。
a.インフルエンザ ― 発症後5日、かつ解熱後2日経過
b.咽頭結膜熱 ― 主要症状消退後2日経過
c.水 痘 ― すべての発疹が痂皮化
d.麻 疹 ― 発疹が消失
e.風 疹 ― 解熱した後3日経過
1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — a,b,c
学校感染症の出席停止期間は感染症法に定められており、試験では正確な基準を覚える必要があります。本問はa・b・cが正しく、d・eが誤りです。
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【各選択肢の解説】
a.インフルエンザ ― 発症後5日、かつ解熱後2日経過
✅ 正しい。インフルエンザの出席停止基準は「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」と感染症法で定められています。両条件を満たす必要があります。
b.咽頭結膜熱 ― 主要症状消退後2日経過
✅ 正しい。咽頭結膜熱(アデノウイルス感染症)の出席停止期間は「主要症状が消退した後2日経過するまで」です。咽頭炎・結膜充血・発熱が主要症状です。
c.水痘 ― すべての発疹が痂皮化
✅ 正しい。水痘の出席停止基準は「すべての発疹が痂皮化するまで」と定められています。これは極めて重要な知識で、「発疹が消失」ではなく「痂皮化」が基準です。
d.麻疹 ― 発疹が消失
❌ 誤り。麻疹の出席停止期間は「発疹が消退するまで」ではなく「発症後5日を経過し、かつ解熱した後3日経過するまで」です。本選択肢は基準を誤っています。
e.風疹 ― 解熱した後3日経過
❌ 誤り。風疹の出席停止基準は「発疹が消退するまで」であり、「解熱後3日」ではありません。解熱後の日数指定はなく、発疹の消失が判定基準です。
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【試験対策ポイント】
学校感染症の出席停止期間(感染症法に基づく)
| 感染症 | 出席停止基準 |
|---|---|
| インフルエンザ | 発症後5日 かつ 解熱後2日(幼児は3日) |
| 咽頭結膜熱 | 主要症状消退後2日 |
| 水痘 | すべての発疹が痂皮化 |
| 麻疹 | 発症後5日 かつ 解熱後3日 |
| 風疹 | 発疹が消退 |
| 流行性耳下腺炎 | 耳下腺の腫脹が消退 |
| 百日咳 | 特定の抗菌薬服用後5日間 |
キーワード整理
- 「発症後〇日」「解熱後〇日」「症状消退後〇日」「発疹消失」の4パターンを区別
- 麻疹と風疹の違い:麻疹は「発症後5日かつ解熱後3日」、風疹は「発疹消退」のみ
- インフルエンザは「解熱後2日」(小児は3日のバージョンもあり)→問題文確認が重要
- 水痘は「発疹消失」ではなく「痂皮化」→ここで迷いやすい
紛らわしい点:d・eの切り替わり
- d(麻疹):「発疹が消失」ではダメ。「発症後5日かつ解熱後3日」が必須
- e(風疹):「解熱後3日」ではダメ。「発疹が消退」のみが基準