STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第22回 言語聴覚士国家試験 第127問

心理測定法第22回
刺激を系統的に提示する測定法はどれか。 a.極限法 b.上下法 c.恒常法 d.評定尺度法 e.マグニチュード推定法 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — a,b 刺激を系統的に提示する測定法とは、段階的・計画的に刺激強度を変化させて閾値や感覚を測定する方法です。極限法は刺激を上昇または下降させながら段階的に提示し、上下法も弁別閾値を求めるために上下に振動させながら刺激を提示します。どちらも「順序立てた刺激提示」が特徴です。 --- 【各選択肢の解説】 a. 極限法 ✅ 正しい。刺激強度を段階的に上昇(または下降)させながら系統的に提示し、閾値を決定する方法。提示順序が規則的で計画的です。 b. 上下法 ✅ 正しい。閾値付近で刺激強度を上下に変動させながら提示し、弁別閾値や感覚を測定します。刺激変化が体系的です。 c. 恒常法 ❌ 誤り。複数の刺激強度を「ランダムな順序」で繰り返し提示し、主観的な判断を集計する方法。刺激が「系統的」ではなく、ばらばらに提示されます。 d. 評定尺度法 ❌ 誤り。被検者が刺激に対して「非常に弱い~非常に強い」などの段階評価を行う方法。刺激の提示方法が系統的ではなく、むしろ主観的判断に依存します。 e. マグニチュード推定法 ❌ 誤り。被検者が「基準刺激に対する相対的な大きさ」を数値で答える主観的方法。刺激提示の順序が必ずしも系統的ではありません。 --- 【試験対策ポイント】 精神物理学的測定法の分類 | 測定法 | 刺激提示 | 特徴 | 用途 | |---|---|---|---| | **極限法** | 上昇/下降系統的 | ✅系統的 | 絶対閾値・弁別閾値 | | **上下法** | 上下振動系統的 | ✅系統的 | 弁別閾値(極限法より効率的) | | 恒常法 | ランダム | ❌非系統的 | 弁別閾値(測定精度は高い) | | 評定尺度法 | 任意 | ❌非系統的 | 主観的感覚量の段階評価 | | マグニチュード推定法 | 任意 | ❌非系統的 | 相対的感覚量の定量化 | キーワード:「系統的」=刺激の提示順序が規則立っている(極限法・上下法)
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