STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第22回 言語聴覚士国家試験 第129問

精神医学第22回
Freud,S.によるリビドー発達理論の発達段階でないのはどれか。
  1. 1.潜伏期
  2. 2.口唇期
  3. 3.男根期
  4. 4.肛門期
  5. 5.抵抗期 ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — 抵抗期 Freudのリビドー発達理論(心理性的発達段階)は、口唇期→肛門期→男根期→潜伏期→生殖期の5段階で構成されています。「抵抗期」はFreudの発達理論に存在しない造語であり、正答です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 潜伏期 ✅ 正しい。Freudの発達段階の第4段階(約6歳〜思春期)。性的関心が潜伏し、同性の友人関係が重要になる時期です。 2. 口唇期 ✅ 正しい。Freudの発達段階の第1段階(約0〜1.5歳)。快感の源が口であり、吸啜などの口腔活動が支配的です。 3. 男根期 ✅ 正しい。Freudの発達段階の第3段階(約3〜6歳)。陰茎・陰核に快感が集中し、エディプス・エレクトラコンプレックスが生じる時期です。 4. 肛門期 ✅ 正しい。Freudの発達段階の第2段階(約1.5〜3歳)。快感の源が肛門に移行し、排泄コントロールが心理的課題となります。 5. 抵抗期 ❌ 誤り。Freudのリビドー発達理論には存在しない段階です。「抵抗」は精神分析療法における防衛機制を指す用語であり、発達段階ではありません。 --- 【試験対策ポイント】 Freudの心理性的発達段階(5段階) | 段階 | 時期 | 快感源 | 心理的課題 | |---|---|---|---| | 口唇期 | 0〜1.5歳 | 口 | 依存・信頼 | | 肛門期 | 1.5〜3歳 | 肛門 | 自律性・統制 | | 男根期 | 3〜6歳 | 陰茎/陰核 | エディプスコンプレックス | | 潜伏期 | 6歳〜思春期 | − | 同性友人関係・知的発達 | | 生殖期 | 思春期以降 | 生殖器 | 異性関係・成熟 | 紛らわしい用語との区別: - 抵抗(resistance):患者が無意識の内容を意識化されることに対する心理的防衛 - 転移(transference):患者が分析者に対して無意識的感情を投影すること - いずれも発達段階ではなく、心理療法プロセスにおける現象 本問は「存在しない選択肢を選ぶ」問題形式。5つの選択肢のうち4つはFreudの正式な概念で、1つが造語または別領域の概念であることを見破る能力が求められます。
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