第22回 言語聴覚士国家試験 第15問
臨床神経学第22回
第22回 言語聴覚士国家試験 第15問(臨床神経学)の正答は 5 です。頭部外傷後の経過とCTから疾患を判断する画像問題。
問題
78歳男性。1か月前に飲酒後、机の角で頭を打ったが放置していた。最近、頭痛と物忘れが出現して来院。頭部CTを示す。考えられる疾患はどれか。【別図あり】
- 1.脳出血
- 2.脳腫瘍
- 3.正常圧水頭症
- 4.急性硬膜下血腫
- 5.慢性硬膜下血腫 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.9%標準
124人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 軽微な頭部外傷後に緩徐進行する高齢者=慢性硬膜下血腫。
頭部外傷後の経過とCTから疾患を判断する画像問題。
【各選択肢の解説】
1. 脳出血
❌ 誤り。突然の発症が典型で、本例の緩徐な経過に合わない。正しくは、脳出血はCTで脳実質内の高吸収塊を示し、本例は脳表に沿う血腫である。
❌ 誤り。突然の発症が典型で、本例の緩徐な経過に合わない。正しくは、脳出血はCTで脳実質内の高吸収塊を示し、本例は脳表に沿う血腫である。
2. 脳腫瘍
❌ 誤り。外傷との関連が乏しく、経過が合わない。正しくは、脳腫瘍は脳実質内の腫瘤と周囲浮腫・造影効果を示し、本例の脳表の三日月型病変とは異なる。
❌ 誤り。外傷との関連が乏しく、経過が合わない。正しくは、脳腫瘍は脳実質内の腫瘤と周囲浮腫・造影効果を示し、本例の脳表の三日月型病変とは異なる。
3. 正常圧水頭症
❌ 誤り。外傷歴とは結びつかない。正しくは、正常圧水頭症は歩行障害・認知障害・尿失禁の三徴と脳室拡大が特徴で、本例は脳室の拡大ではなく片側からの圧排である。
❌ 誤り。外傷歴とは結びつかない。正しくは、正常圧水頭症は歩行障害・認知障害・尿失禁の三徴と脳室拡大が特徴で、本例は脳室の拡大ではなく片側からの圧排である。
4. 急性硬膜下血腫
❌ 誤り。発症から1か月という経過に合わない。正しくは、急性硬膜下血腫は受傷直後に高吸収の三日月型血腫と強い意識障害をきたす。
❌ 誤り。発症から1か月という経過に合わない。正しくは、急性硬膜下血腫は受傷直後に高吸収の三日月型血腫と強い意識障害をきたす。
5. 慢性硬膜下血腫
✅ 正しい(=正答)。高齢者が軽い頭部打撲の数週〜数か月後に、頭痛・物忘れ・歩行障害などで緩徐に発症する。CTでは右の脳表に沿う三日月型の血腫(本例は等吸収域)と、右の脳溝の消失・正中構造の左への偏位を認める。本例に最も合致する。
✅ 正しい(=正答)。高齢者が軽い頭部打撲の数週〜数か月後に、頭痛・物忘れ・歩行障害などで緩徐に発症する。CTでは右の脳表に沿う三日月型の血腫(本例は等吸収域)と、右の脳溝の消失・正中構造の左への偏位を認める。本例に最も合致する。
【試験対策ポイント】
慢性硬膜下血腫は「高齢・飲酒・軽微な外傷・数週後の認知症様症状」がそろう、治療で治る認知症の代表。等吸収期は血腫が見えにくいが、脳溝消失と正中偏位が手がかりになる。
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