第22回 言語聴覚士国家試験 第191問
第22回 言語聴覚士国家試験 第191問(小児聴覚障害)の正答は 1 です。文の構造は2語文→単文(語形変化)→節を接続助詞でつなぐ文→節を名詞句に埋め込む文と複雑になる。
- 1.複文 ✓
- 2.従属文
- 3.過去形
- 4.2語文
- 5.順接談話
正答:1番
初回正答率 54.5%標準
88人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
文の構造は2語文→単文(語形変化)→節を接続助詞でつなぐ文→節を名詞句に埋め込む文と複雑になる。聴覚障害児の統語では、節の埋め込み(関係節・補文)が最も習得の遅い構造であることが、Quigleyらの統語能力検査(Test of Syntactic Abilities, 1978)などで示されている。設問はこの埋め込みを含む文を「複文」として、接続助詞でつなぐ「従属文」と区別しており、最も遅いのは複文である。
【各選択肢の解説】
1.複文
✅ 正しい(=正答)。節を名詞句に埋め込む(「お母さんが作ったケーキ」など)構造を含み、文の中で節の位置と係り先を同時に処理する必要があるため、獲得が最も遅い。
2.従属文
❌ 誤り。正しくは、「〜から」「〜とき」などの接続助詞で従属節を主節の前につなぐ文で、節を順に並べるだけで埋め込みを伴わないため、複文より早く獲得される。
3.過去形
❌ 誤り。正しくは、動詞の語形変化(「〜た」)で、単文の段階で比較的早く獲得される。
4.2語文
❌ 誤り。正しくは、語を2つつなぐ初期の段階で、選択肢の中で最も早く獲得される。
5.順接談話
❌ 誤り。正しくは、「そして」「それから」などで出来事を順につなぐ談話で、文を並べるだけで埋め込みを伴わないため、複文より早く獲得される。
【試験対策ポイント】
一般の文法では従属文も複文に含めることがあるが、発達段階を問う設問では接続助詞で節をつなぐ文(従属文)と節を名詞句に埋め込む文(複文)を分けて扱う。聴覚障害児で最も遅れるのは節の埋め込み(関係節など)。順序は2語文→過去形などの語形変化→順接談話・従属文→複文。
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