第22回 言語聴覚士国家試験 第191問
小児聴覚障害第22回
聴覚障害幼児の言語発達で獲得が最も遅いのはどれか。
- 1.複文 ✓
- 2.従属文
- 3.過去形
- 4.2語文
- 5.順接談話
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 複文
複文は複数の独立した節を等位接続詞で結ぶ構文で、言語的複雑性が最も高い。正常聴児でも5歳以降に習得されるため、聴覚障害児ではその遅延がさらに顕著になる。
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【各選択肢の解説】
1. 複文
✅ 正しい。言語的複雑性が最も高く、習得が最も遅れる。
2. 従属文
❌ 誤り。複文より複雑性が低く、より早期に習得される。
3. 過去形
❌ 誤り。単純な時制表現であり、比較的早期に習得可能。
4. 2語文
❌ 誤り。言語発達の初期段階(正常聴児で18〜24か月頃)に相当し、最も早い。
5. 順接談話
❌ 誤り。複文より習得が容易であり、遅延は複文ほど大きくない。
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【試験対策ポイント】
言語的複雑性が高いほど習得が遅延する。
| 習得順序(早い→遅い) | 正常聴児の目安 |
|---|---|
| 2語文 | 18〜24か月 |
| 過去形・時制 | 3〜4歳 |
| 従属文 | 4〜5歳 |
| **複文**(最も遅い) | 5歳以降 |
- 従属文と複文は混同しやすい。従属文(「〜したとき」)は複文(等位接続)より先に習得される点を押さえる。
- 2語文は「最も遅い」の反対。発達の出発点として最初期に位置づける。