STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第22回 言語聴覚士国家試験 第4問

解剖学第22回
運動単位に含まれないものはどれか。
  1. 1.筋繊維
  2. 2.軸 索
  3. 3.神経筋接合部
  4. 4.脊髄神経節 ✓
  5. 5.脊髄前角細胞

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — 脊髄神経節 運動単位は「1つの運動神経元とそれが支配する全ての筋繊維」で構成されます。脊髄神経節は知覚神経の細胞体を含む組織であり、運動系の構成要素ではないため含まれません。 --- 【各選択肢の解説】 1. 筋繊維 ✅ 正しい。運動単位の定義の一部。1つの運動ニューロンが支配する複数の筋繊維がまとめて収縮します。 2. 軸索 ✅ 正しい。脊髄前角細胞から出た運動神経の軸索は、末梢神経として筋肉まで伸びており、運動単位の重要な構成要素です。 3. 神経筋接合部 ✅ 正しい。軸索の終末が筋繊維と接合する部位であり、ニューロトランスミッター(アセチルコリン)が放出される場所です。運動単位が機能するために必須の構造です。 4. 脊髄神経節 ❌ 誤り。脊髄神経節は脊髄後根(背根)に存在し、知覚神経元(感覚ニューロン)の細胞体が局在しています。運動系の構成要素ではなく、運動単位には含まれません。 5. 脊髄前角細胞 ✅ 正しい。これは運動ニューロン(α運動ニューロン)の細胞体であり、運動単位の「中枢側」の始まりです。 --- 【試験対策ポイント】 運動単位の構成要素(中枢→末梢): 脊髄前角細胞(細胞体) ↓ 軸索(末梢神経) ↓ 神経筋接合部(シナプス) ↓ 支配筋繊維(複数本) 脊髄神経節との区別: | 項目 | 脊髄神経節 | 運動単位 | |---|---|---| | 神経種 | 知覚(遠心性) | 運動(求心性) | | 細胞体の位置 | 脊髄後根(背根) | 脊髄前角 | | 機能 | 感覚情報の中継 | 筋肉の収縮指令 | | 運動単位含否 | 含まれない | 含まれる | 重要否定知識:「脊髄後根・脊髄神経節=感覚系」と明確に分離して覚えることが必須です。
関連

▶ 第22回 全問一覧

▶ 解剖学 の過去問一覧