第22回 言語聴覚士国家試験 第56問
失語症第22回
第22回 言語聴覚士国家試験 第56問(失語症)の正答は 4 です。失語症の症状理解を問う。
問題
失語症について正しいのはどれか。
- 1.単語の意味理解障害があると統語理解障害を生じる。
- 2.漢字単語が正しく音読できたら正しく読解ができたと判断できる。
- 3.仮名1文字の音読ができない症例では仮名単語の音読はできない。
- 4.音韻性錯語が頻発する症例では呼称における語頭音ヒントの有効性は低い。 ✓
- 5.聴覚提示された6文節文が理解できない場合は聴覚的把持力が低下している。
正答:4番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48.5%難問
132人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 音韻性錯語が頻発する例では語頭音ヒントが効きにくい。
失語症の症状理解を問う。正しいものを選ぶ。
【各選択肢の解説】
1. 単語の意味理解障害があると統語理解障害を生じる。
❌ 誤り。意味理解と統語理解は独立しうる。正しくは、単語の意味理解が障害されても統語理解障害を必ず生じるわけではない。
❌ 誤り。意味理解と統語理解は独立しうる。正しくは、単語の意味理解が障害されても統語理解障害を必ず生じるわけではない。
2. 漢字単語が正しく音読できたら正しく読解ができたと判断できる。
❌ 誤り。音読できても意味が分かっているとは限らない。正しくは、読解は音読とは別に(文字と絵のマッチングなどで)確かめる必要がある。
❌ 誤り。音読できても意味が分かっているとは限らない。正しくは、読解は音読とは別に(文字と絵のマッチングなどで)確かめる必要がある。
3. 仮名1文字の音読ができない症例では仮名単語の音読はできない。
❌ 誤り。単語単位では読める場合があり、断定できない。正しくは、仮名1文字が読めなくても仮名単語は音読できる症例がある。
❌ 誤り。単語単位では読める場合があり、断定できない。正しくは、仮名1文字が読めなくても仮名単語は音読できる症例がある。
4. 音韻性錯語が頻発する症例では呼称における語頭音ヒントの有効性は低い。
✅ 正しい(=正答)。障害が音韻の選択・配列にあるため、語頭音を与えても効果が出にくい。
✅ 正しい(=正答)。障害が音韻の選択・配列にあるため、語頭音を与えても効果が出にくい。
5. 聴覚提示された6文節文が理解できない場合は聴覚的把持力が低下している。
❌ 誤り。理解障害は把持力以外の要因(統語理解の障害など)でも生じ、断定できない。正しくは、聴覚的把持力の低下は数唱やポインティング・スパンなどで別に確かめる。
❌ 誤り。理解障害は把持力以外の要因(統語理解の障害など)でも生じ、断定できない。正しくは、聴覚的把持力の低下は数唱やポインティング・スパンなどで別に確かめる。
【試験対策ポイント】
語頭音ヒントは「語が思い出せない(喚語困難)」タイプに有効。音韻性錯語が主体の場合は音韻処理そのものの問題なので、ヒントの効果は限定的になる。
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