第22回 言語聴覚士国家試験 第94問
第22回 言語聴覚士国家試験 第94問(聴力検査)の正答は 5 です。聴性脳幹反応(ABR)の正しい記述を選ぶ。
- 1.耳垂に導出電極を装着する。
- 2.V波は聴皮質からの誘発電位である。
- 3.上前庭神経の神経反応も測定できる。
- 4.クリック音刺激で周波数特異的な反応を記録する。
- 5.0dBnHL(normal hearing level)は施設ごとに較正する。 ✓
正答:5番
初回正答率 39.2%難問
97人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
聴性脳幹反応(ABR)の正しい記述を選ぶ。
【各選択肢の解説】
1.耳垂に導出電極を装着する。
❌ 誤り。関電極は頭頂・前額部に置く。耳垂は基準電極側。正しくは導出(関)電極は頭頂(または前額)に装着し、耳垂(乳突部)には基準電極を置く。
2.V波は聴皮質からの誘発電位である。
❌ 誤り。V波は脳幹(下丘付近)由来である。正しくはV波は脳幹の外側毛帯〜下丘付近に由来する。
3.上前庭神経の神経反応も測定できる。
❌ 誤り。ABRは聴覚伝導路の反応で、前庭神経反応は対象外。正しくは前庭神経の評価には前庭誘発筋電位(VEMP)などを用いる。
4.クリック音刺激で周波数特異的な反応を記録する。
❌ 誤り。クリックは広帯域刺激で周波数特異性は低い。正しくは周波数特異的な反応はトーンバースト刺激やASSRで記録する。
5.0dBnHL(normal hearing level)は施設ごとに較正する。
✅ 正しい(=正答)。正常者の平均閾値を基準とし、各施設で較正して定める。
【試験対策ポイント】
ABRは「脳幹レベルの反応・V波が指標・クリックは広帯域」。周波数特異的に調べたいときはトーンバーストやASSRを用いる、と対比で押さえる。
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