STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第23回 言語聴覚士国家試験 第107問

小児科学第23回
新生児期にみられる原始反射でないのはどれか。
  1. 1.モロー反射
  2. 2.パラシュート反射 ✓
  3. 3.吸啜反射
  4. 4.把握反射
  5. 5.側弯反射

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — パラシュート反射 パラシュート反射は生後4~6ヶ月以降に出現する反射であり、新生児期(出生~生後28日)には見られません。新生児期に見られる原始反射(モロー反射・吸啜反射・把握反射・側弯反射)と異なり、パラシュート反射は姿勢反射として分類される後発反射です。 --- 【各選択肢の解説】 1. モロー反射 ✅ 正しい。生後0~3ヶ月に見られる原始反射です。頭部の急激な下降刺激で両上肢が外転・外旋し、その後内転する特徴的な反応を示します。消失が遅れるとCPの指標となります。 2. パラシュート反射 ❌ 誤り。生後4~6ヶ月以降に出現する反射で、身体が落下する際に両上肢が広がって防御姿勢を示します。新生児期には存在しません。 3. 吸啜反射 ✅ 正しい。生後0~4ヶ月に見られる原始反射です。口唇周囲への刺激で吸啜運動が起こり、哺乳行動の基盤となります。 4. 把握反射 ✅ 正しい。生後0~5ヶ月に見られる原始反射です。掌や足底への刺激で強く握りしめる反応を示します。 5. 側弯反射(ギャラント反射) ✅ 正しい。生後0~4ヶ月に見られる原始反射です。体側への刺激で脊柱が刺激側に彎曲する反応を示します。 --- 【試験対策ポイント】 新生児期の原始反射(出生~生後28日)と発達段階の反射を区別する | 反射名 | 出現時期 | 消失時期 | 分類 | |---|---|---|---| | モロー反射 | 生後0日 | 3~4ヶ月 | 原始反射 | | 吸啜反射 | 生後0日 | 4ヶ月 | 原始反射 | | 把握反射 | 生後0日 | 5~6ヶ月 | 原始反射 | | 側弯反射(ギャラント) | 生後0日 | 4ヶ月 | 原始反射 | | パラシュート反射 | 生後4~6ヶ月 | 消失しない | 姿勢反射 | 重要:パラシュート反射は「後発反射」「姿勢反射」として分類され、新生児期には存在しない点が出題の鍵です。新生児期のスクリーニングや発達評価で「見られない反射」は診査対象外となります。
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