STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第23回 言語聴覚士国家試験 第121問

聴覚系第23回

第23回 言語聴覚士国家試験 第121問(聴覚系)の正答は 2 です。聴覚・平衡覚の構造と機能の組合せを問う。

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問題
正しい組合せはどれか。
  1. 1.下前庭神経 ――― 温度眼振反応
  2. 2.耳石器 ――― 重力 ✓
  3. 3.オリーブ蝸牛束 ――― 聴覚求心路
  4. 4.蝸牛神経 ――― 補充現象
  5. 5.内有毛細胞 ――― 一過性閾値上昇

正答:2番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 50.6%難問

158人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 耳石器は重力(直線加速度)を感知する

聴覚・平衡覚の構造と機能の組合せを問う。耳石器(卵形嚢・球形嚢)は重力や直線加速度を感知する器官であり、「耳石器―重力」が正しい組合せである。


【各選択肢の解説】

1. 下前庭神経 ――― 温度眼振反応
❌ 誤り。温度眼振は主に外側半規管(上前庭神経領域)による。正しくは温度眼振反応は外側半規管→上前庭神経の経路をみる検査で、下前庭神経は後半規管と球形嚢を支配する。
2. 耳石器 ――― 重力
✅ 正しい(=正答)。耳石器(卵形嚢・球形嚢)は重力・直線加速度を感知する。
3. オリーブ蝸牛束 ――― 聴覚求心路
❌ 誤り。オリーブ蝸牛束は遠心路。正しくはオリーブ蝸牛束は上オリーブ核付近から蝸牛の有毛細胞(主に外有毛細胞)へ向かう聴覚遠心路である。
4. 蝸牛神経 ――― 補充現象
❌ 誤り。補充現象は内耳(有毛細胞)の障害による。正しくは補充現象は内耳性難聴(蝸牛の有毛細胞障害)の所見で、蝸牛神経など後迷路の障害では通常みられない。
5. 内有毛細胞 ――― 一過性閾値上昇
❌ 誤り。一過性閾値上昇は外有毛細胞の機能低下が主。正しくは一過性閾値上昇(TTS)は強大音曝露後に生じる一時的な閾値上昇で、外有毛細胞の機能低下が主体である。

【試験対策ポイント】

平衡覚=半規管(回転加速度)・耳石器(重力・直線加速度)。オリーブ蝸牛束は遠心路、補充現象は内耳性難聴の所見。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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