第23回 言語聴覚士国家試験 第130問
精神医学第23回
DSM-5における不安障害群に含まれないのはどれか。
- 1.分離不安症
- 2.選択性緘黙
- 3.パニック症
- 4.広場恐怖症
- 5.双極性障害 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 双極性障害
双極性障害はDSM-5において「双極性障害および関連障害群」という独立したカテゴリに分類され、不安障害群には含まれません。双極性障害は気分障害であり、躁病エピソードと抑うつエピソードの両方を特徴とします。
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【各選択肢の解説】
1. 分離不安症
✅ 正しい。DSM-5の不安障害群に含まれます。幼少期に主に現れ、養育者との分離を極度に恐れる症状が特徴です。成人でも診断可能な疾患として位置付けられています。
2. 選択性緘黙
✅ 正しい。DSM-5の不安障害群に含まれます。特定の社交場面(学校など)では話せないが、他の場面では話せる症状です。不安に基づく行動抑制障害として分類されます。
3. パニック症
✅ 正しい。DSM-5の不安障害群に含まれます。突然の激しい恐怖感と身体症状(動悸・呼吸困難など)を特徴とする典型的な不安障害です。
4. 広場恐怖症
✅ 正しい。DSM-5の不安障害群に含まれます。逃げ場のない場所や助けを求めにくい場所を避ける症状で、パニック症と関連が深い疾患です。
5. 双極性障害
❌ 誤り。DSM-5では「双極性障害および関連障害群」として不安障害群とは別のカテゴリに分類されます。気分障害の一種であり、躁エピソード(気分の異常な高揚)と抑うつエピソードを含みます。
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【試験対策ポイント】
| 概念 | 特徴 | カテゴリ |
|---|---|---|
| 不安障害群 | 過剰な不安・恐怖が中核 | パニック症、広場恐怖症、社交不安症、特定の恐怖症、分離不安症、選択性緘黙 |
| 双極性障害 | 躁状態と抑うつ状態の交代 | 双極性障害および関連障害群(気分障害) |
キーポイント:
- DSM-5で「不安障害群」と「双極性障害」は別の診断カテゴリ
- 双極性障害は気分障害であり、不安が主要な症状ではない
- 第130問はカテゴリー分類の知識を問う頻出問題型