第23回 言語聴覚士国家試験 第131問
学習心理学第23回
行動療法の技法でないのはどれか。
- 1.オペラント法
- 2.系統的脱感作法
- 3.エクスポージャー法
- 4.リフレーミング法 ✓
- 5.バイオフィードバック法
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — リフレーミング法
リフレーミング法は認知療法的アプローチであり、患者の認知的枠組みを変える心理療法です。一方、行動療法は学習理論に基づいて「行動」を直接修正する技法であり、リフレーミングは行動ではなく「認知」の変化を目指すため、厳密には行動療法の技法ではありません。
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【各選択肢の解説】
1. オペラント法
✅ 正しい。スキナーの操作的条件づけに基づき、強化・消去・罰を用いて行動を変化させる行動療法の基本的技法です。
2. 系統的脱感作法
✅ 正しい。ウォルペの開発した行動療法で、段階的に不安刺激に曝露させながら弛緩反応を強化することで、条件づけられた不安反応を消去する技法です。
3. エクスポージャー法
✅ 正しい。不安や恐怖の対象に段階的または直接的に曝露させることで、馴化を起こし行動を修正する行動療法の技法です。PTSD治療やパニック障害でも用いられます。
4. リフレーミング法
❌ 誤り。認知療法(認知的枠組みを変える)に分類される技法であり、患者の思考パターンの解釈を変えるアプローチです。行動ではなく「認知」の変化を目指すため、行動療法には該当しません。
5. バイオフィードバック法
✅ 正しい。生理反応(筋電位・心拍・脳波など)を機械で可視化し、その情報を利用して自律神経を意識的にコントロールする行動療法の技法です。
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【試験対策ポイント】
行動療法 vs 認知療法の区別
| 療法 | 標的 | 代表的技法 | 理論的根拠 |
|---|---|---|---|
| 行動療法 | 「行動」の直接修正 | オペラント法、系統的脱感作法、エクスポージャー法、バイオフィードバック法 | 学習理論(条件づけ、馴化) |
| 認知療法 | 「思考」「認知的枠組み」の変化 | リフレーミング法、認知的再構成、コーピング訓練 | 認知モデル |
キーワード:リフレーミング=「再解釈」「枠組み変更」→「認知療法」の概念
ST試験での頻出誤答パターン:バイオフィードバック法は「機械を使う」ため認知療法と勘違いしやすいが、自律神経コントロール(行動的学習)を目指すため行動療法です。