第23回 言語聴覚士国家試験 第15問
臨床神経学第23回
第23回 言語聴覚士国家試験 第15問(臨床神経学)の正答は 3 です。認知症をきたす疾患には変性疾患(Alzheimer型・パーキンソン病など)のほか、治療可能な認知症(正常圧水頭症・慢性硬膜下血腫・代謝性/肝不全など)がある。
問題
認知症の原因とならないのはどれか。
- 1.肝不全
- 2.正常圧水頭症
- 3.重症筋無力症 ✓
- 4.パーキンソン病
- 5.慢性硬膜下血腫
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 59%標準
83人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 重症筋無力症は認知症の原因にならない
認知症をきたす疾患には変性疾患(Alzheimer型・パーキンソン病など)のほか、治療可能な認知症(正常圧水頭症・慢性硬膜下血腫・代謝性/肝不全など)がある。重症筋無力症は神経筋接合部のアセチルコリン受容体に対する自己免疫疾患で、易疲労性の筋力低下を起こすが認知機能は障害しない。
【各選択肢の解説】
1. 肝不全 — ❌ 原因となる。肝性脳症として認知機能低下・意識障害を生じる。
2. 正常圧水頭症 — ❌ 原因となる。認知症・歩行障害・尿失禁の3徴。シャント術で改善する治療可能な認知症。
3. 重症筋無力症 — ✅ 原因とならない(=正答)。神経筋接合部の障害で筋力低下を起こすが、認知機能は保たれる。
4. パーキンソン病 — ❌ 原因となる。経過中に認知症を合併することがある(認知症を伴うパーキンソン病)。
5. 慢性硬膜下血腫 — ❌ 原因となる。血腫による圧迫で認知症様症状をきたし、手術で改善しうる。
【試験対策ポイント】
治療可能な認知症(treatable dementia)=正常圧水頭症・慢性硬膜下血腫・甲状腺機能低下・ビタミン欠乏などを見逃さない。重症筋無力症は筋の病気で認知症と無関係。
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