STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第23回 言語聴覚士国家試験 第173問

言語発達障害学第23回
知能検査と生活年齢との組合せで適切でないのはどれか。
  1. 1.田中ビネー知能検査V ――― 2歳
  2. 2.WISC-IV知能検査 ――― 3歳 ✓
  3. 3.WPPSI-II知能検査 ――― 4歳
  4. 4.KABC-II ――― 5歳
  5. 5.DN-CAS認知評価システム ――― 6歳

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — WISC-IV知能検査 ――― 3歳 WISC-IVの適用年齢は6歳0ヶ月~16歳11ヶ月であり、3歳では検査対象外です。3歳児には、より低年齢向けに標準化されたWPPSI-IIが適切です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 田中ビネー知能検査V ――― 2歳 ✅ 正しい。田中ビネー知能検査Vの適用年齢は2歳0ヶ月~成人であり、2歳での実施は適切です。日本で最も歴史が長い個別知能検査で、低年齢児の検査に標準的に用いられます。 2. WISC-IV知能検査 ――― 3歳 ❌ 誤り。WISC-IVの適用年齢は6歳0ヶ月~16歳11ヶ月です。3歳児に対してはWPPSI-IIが適切な検査ツールです。年度によって改訂されるため、常に対象年齢範囲の確認が必須です。 3. WPPSI-II知能検査 ――― 4歳 ✅ 正しい。WPPSI-IIの適用年齢は2歳6ヶ月~7歳3ヶ月であり、4歳での実施は適切です。幼児期の検査では標準的なツールです。 4. KABC-II ――― 5歳 ✅ 正しい。KABC-IIの適用年齢は3歳0ヶ月~18歳11ヶ月であり、5歳での実施は適切です。学習スタイルに配慮した検査として知られています。 5. DN-CAS認知評価システム ――― 6歳 ✅ 正しい。DN-CAS(Cognitive Assessment System)の適用年齢は5歳0ヶ月~17歳11ヶ月であり、6歳での実施は適切です。認知処理プロセスの評価に特化しています。 --- 【試験対策ポイント】 主な知能検査の適用年齢範囲 | 検査名 | 適用年齢 | 特徴 | |---|---|---| | 田中ビネー知能検査V | 2歳0ヶ月~成人 | 日本標準化。低年齢から対応 | | WPPSI-II | 2歳6ヶ月~7歳3ヶ月 | 幼児期専用。WISCの下限拡張版 | | WISC-IV | 6歳0ヶ月~16歳11ヶ月 | 児童~思春期。6歳が下限 | | KABC-II | 3歳0ヶ月~18歳11ヶ月 | 学習スタイル評価 | | DN-CAS | 5歳0ヶ月~17歳11ヶ月 | 認知処理プロセス中心 | 頻出ポイント - WISC-IVは「6歳以上」が原則(3歳では絶対不可) - 3~4歳にはWPPSI-IIが標準選択肢 - 年度改訂時には適用年齢が変更される場合があるため、最新版の確認が必須 - 「適切でないのはどれか」という出題形式は、知識の誤りやすい部分(年齢下限の混同)を狙う
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