第23回 言語聴覚士国家試験 第66問
言語発達学第23回
疑問詞で最も習得時期が遅いのはどれか。
- 1.いつ ✓
- 2.だれ
- 3.どこ
- 4.どれ
- 5.なに
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — いつ
疑問詞の習得は、具体的で目に見える対象に関するものから抽象的なものへと進みます。時間概念(「いつ」)は、物や人、場所といった具体的な対象に比べて抽象度が高く、子どもの認知発達がより進まなければ理解・使用が困難であるため、最も習得時期が遅くなります。
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【各選択肢の解説】
1. いつ
✅ 正しい。時間概念は空間的に知覚できない極めて抽象的な概念であり、習得時期が最も遅く、通常3~4歳以降に定着します。
2. だれ
❌ 誤り。「だれ」は身近な人物を指す具体的な疑問詞で、比較的早期(2~2歳6か月以降)に使用が見られます。
3. どこ
❌ 誤り。「どこ」は場所という空間的に知覚できる概念であり、「だれ」と同程度かそれより早く習得され、「いつ」より明らかに習得時期が早い。
4. どれ
❌ 誤り。「どれ」は複数の具体物の中から選択する相対的に簡単な概念で、2歳代から使用される傾向があります。
5. なに
❌ 誤り。「なに」は目の前の事物を指す最も具体的な疑問詞で、2~2歳6か月以降に頻繁に使用されるようになり、習得時期は最も早い。
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【試験対策ポイント】
疑問詞の習得段階(一般的な順序)
| 習得時期 | 疑問詞 | 対象 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 最も早期 | なに | 事物 | 目に見える、最も具体的 |
| 早期 | だれ | 人物 | 身近な人物、具体的 |
| 中期 | どこ | 場所 | 空間的に知覚可能 |
| 中期 | どれ | 選択 | 相対的判断 |
| **最も遅期** | **いつ** | **時間** | **抽象的、知覚不可能** |
キーワード:時間概念の習得は3~4歳以降。空間概念(どこ)の習得より遅い。