第23回 言語聴覚士国家試験 第70問
言語発達障害学第23回
特別支援教育における巡回相談員について誤っているのはどれか。
- 1.言語聴覚士は巡回相談員になることができる。
- 2.特別支援教育コーディネーターとも呼ばれる。 ✓
- 3.校内における支援体制づくりへの助言を行う。
- 4.個別の指導計画作成への協力を行う。
- 5.授業場面の観察を行う。
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 特別支援教育コーディネーターとも呼ばれる。
巡回相談員と特別支援教育コーディネーターは全く異なる役割です。巡回相談員は複数校を巡回する外部支援者であり、特別支援教育コーディネーターは各学校内に配置される校内の推進役です。問題で「巡回相談員について」と限定されているため、校内の役職と同一視することは誤りです。
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【各選択肢の解説】
1. 言語聴覚士は巡回相談員になることができる。
✅ 正しい。言語聴覚士は特別支援教育の専門知識を持つ職種として、巡回相談員(巡回指導員)として複数校を巡回し、言語発達障害や構音障害などの専門的支援を行うことができます。
2. 特別支援教育コーディネーターとも呼ばれる。
❌ 誤り。巡回相談員と特別支援教育コーディネーターは別の役割です。特別支援教育コーディネーターは各学校に配置される校内の役職で、学校内の支援体制を統括する教員です。一方、巡回相談員は複数校を巡回する外部からの支援者です。
3. 校内における支援体制づくりへの助言を行う。
✅ 正しい。巡回相談員は訪問先の学校に対して、校内の支援体制整備に関する助言を行うことが主要な役割の一つです。
4. 個別の指導計画作成への協力を行う。
✅ 正しい。巡回相談員は児童生徒のアセスメントを行い、その結果に基づいて個別の指導計画(IEP)の作成に協力します。
5. 授業場面の観察を行う。
✅ 正しい。巡回相談員は対象児童生徒の実際の授業場面を直接観察し、課題抽出や支援方法の提案につなげます。
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【試験対策ポイント】
巡回相談員 vs 特別支援教育コーディネーター
| 項目 | 巡回相談員 | 特別支援教育コーディネーター |
|---|---|---|
| 配置 | 複数校を巡回する外部支援者 | 各学校に配置される校内の職員 |
| 身分 | 教育委員会の嘱託職員など | 学校の教職員(主に教員) |
| 役割 | 専門的相談・助言・指導 | 校内支援体制の統括・調整 |
| 対象 | 複数の学校・児童生徒 | 自校の児童生徒 |
巡回相談員の主要業務
- 児童生徒の実態把握(観察・検査)
- 支援体制づくりへの助言
- IEP作成への協力
- 教職員への研修・コンサルテーション
- 保護者への説明支援
ST国試での頻出誤答パターン
「学校内の役職=外部支援者」という混同を狙った問題が多出。役職の配置主体(校内 vs 校外)を問う知識が問われます。