STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第23回 言語聴覚士国家試験 第71問

言語発達障害学第23回

第23回 言語聴覚士国家試験 第71問(言語発達障害学)の正答は 5 です。自閉症スペクトラム障害の給食時のパニックには、偏食・感覚過敏・切替困難・意思表現の困難など原因に応じた環境調整や代替手段の指導が適切である。

STワンコイン模試 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。申込・受験に締切なし、いつ受けても順位と本試験換算をその都度集計。次回は第2回 基準日2026年11月21日。
問題
小学1年生の自閉症スペクトラム障害女児。給食の時間にパニックを起こすことが多い。考えられる原因と対応との組合せで適切でないのはどれか。
  1. 1.偏食 ――― 摂食可能な食物や形態に変更する。
  2. 2.感覚過敏 ――― 音、臭い、味など原因を軽減する。
  3. 3.活動の切替困難 ――― 一日の活動の見通しが立つようにする。
  4. 4.意思表現の困難 ――― 拒否を表現できる手段を指導する。
  5. 5.感情の抑制困難 ――― その場で理由を説明させる。

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 83.3%やさしい

54人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:5番 — パニック中に理由を説明させるのは不適切

自閉症スペクトラム障害の給食時のパニックには、偏食・感覚過敏・切替困難・意思表現の困難など原因に応じた環境調整や代替手段の指導が適切である。感情の抑制が困難な状態のときに「その場で理由を説明させる」のは、本人の負担を増やし不適切である。


【各選択肢の解説】

1. 偏食―摂食可能な食物や形態に変更する。 — ❌ 適切。食べられる形に調整する。

2. 感覚過敏―音、臭い、味など原因を軽減する。 — ❌ 適切。刺激を減らす。

3. 活動の切替困難―一日の活動の見通しが立つようにする。 — ❌ 適切。スケジュールの視覚化。

4. 意思表現の困難―拒否を表現できる手段を指導する。 — ❌ 適切。代替手段を教える。

5. 感情の抑制困難―その場で理由を説明させる。 — ✅ 適切でない(=正答)。混乱時に言語的説明を求めるのは負担が大きい。

【試験対策ポイント】

ASDの行動への対応は原因の軽減・見通しの提示・代替手段の指導が基本。パニックの渦中で説明や反省を求めるのは逆効果になりやすい。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
既卒・浪人の方へ 解く力はあるのに、一人だと計画が崩れる——そんな人のための伴走型プログラム「ST既卒プレミアム」。あなた専用のロードマップと、毎週届く「今やること」で、次の国試まで隣を走ります。2026年9月7日スタート・以降も随時受付。お申し込みから8日以内なら全額返金。 詳しく見る ▶
スポンサーリンク(広告)

🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | STの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(成人・小児・聴覚・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国14,201か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第23回 全問一覧

▶ 言語発達障害学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)