STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第23回 言語聴覚士国家試験 第8問

小児科学第23回
小児の予防接種のうち任意接種はどれか。 a.インフルエンザ菌b型 b.肺炎球菌 c.インフルエンザウイルス d.ムンプスウイルス e.風疹ウイルス 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — c,d(インフルエンザウイルス、ムンプスウイルス) 小児の予防接種は「定期接種(公費負担)」と「任意接種(自費)」に分類されます。定期接種はインフルエンザ菌b型・肺炎球菌・風疹が含まれ、任意接種はインフルエンザウイルスとムンプスウイルスです。重要な区別は、「風疹」は定期接種(MR混合ワクチン)であり任意ではないこと、「インフルエンザ」は季節性流行に対応する任意接種であることです。 --- 【各選択肢の解説】 a. インフルエンザ菌b型 ✅ 定期接種。小児の細菌性髄膜炎の重要な起因菌であり、Hib(ヒブ)ワクチンとして定期接種化されています。生後2ヶ月から接種開始となります。 b. 肺炎球菌 ✅ 定期接種。小児肺炎球菌ワクチン(PCV)は定期接種に含まれ、細菌性髄膜炎と侵襲性感染症の予防に重要です。Hibワクチンと同時接種されることが多いです。 c. インフルエンザウイルス ❌ 任意接種。季節性インフルエンザワクチンは保護者の選択に基づく任意接種です。定期接種ではないため自費となり、接種時期も限定的です。 d. ムンプスウイルス ❌ 任意接種。ムンプス(おたふくかぜ)ワクチンは任意接種です。一部の自治体では公費助成がありますが、全国統一の定期接種ではありません。 e. 風疹ウイルス ✅ 定期接種。MR混合ワクチン(麻しん・風疹)として定期接種に含まれます。1期(1~2歳)と2期(就学前)で接種されます。 --- 【試験対策ポイント】 定期接種vs任意接種の判別方法: | 接種名 | 分類 | 公費 | 定期年齢 | |---|---|---|---| | Hib(インフルエンザ菌b型) | 定期 | 有 | 2ヶ月~ | | 肺炎球菌(PCV) | 定期 | 有 | 2ヶ月~ | | インフルエンザウイルス | 任意 | 無 | 季節性(秋冬) | | ムンプス | 任意 | 無(一部自治体は有) | - | | 風疹(MR混合) | 定期 | 有 | 1期:1-2歳、2期:就学前 | 紛らわしいポイント: - 「インフルエンザ菌」と「インフルエンザウイルス」は全く異なる病原体。前者は定期接種、後者は任意接種 - 風疹は現在「MR混合ワクチン」として麻しんとセットで定期接種。単独の風疹ワクチンではなく混合剤 - ムンプスは先進国でも任意とする国が多く、日本も任意接種のままです
関連

▶ 第23回 全問一覧

▶ 小児科学 の過去問一覧