STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第23回 言語聴覚士国家試験 第87問

嚥下障害第23回

第23回 言語聴覚士国家試験 第87問(嚥下障害)の正答は 1・3 です。気管切開が嚥下機能に与える影響を問う。

STワンコイン模試 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。申込・受験に締切なし、いつ受けても順位と本試験換算をその都度集計。次回は第2回 基準日2026年11月21日。
問題
気管切開が嚥下機能に与える影響として誤っているのはどれか。
  1. 1.声門下圧上昇
  2. 2.喉頭挙上制限
  3. 3.気道感覚閾値低下
  4. 4.カニューレのカフによる頸部食道圧迫
  5. 5.吸痰による嘔吐反射誘発

正答:1・3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 68.4%やさしい

79人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:1・3番 — 声門下圧は低下し、気道感覚閾値は上昇する

気管切開が嚥下機能に与える影響を問う。気管切開では呼気が気管孔から漏れ、声門下圧は上昇でなく低下する(選択肢1が誤り)。また上気道の気流が減り気道感覚は鈍化するため閾値は低下でなく上昇する(選択肢3が誤り)。この2つが誤りである。


【各選択肢の解説】

1. 声門下圧上昇 — ✅誤り(=正答)。呼気が気管孔から漏れ、声門下圧はむしろ低下する。

2. 喉頭挙上制限 — ❌ 正しい影響。カニューレが喉頭の挙上を妨げる。

3. 気道感覚閾値低下 — ✅誤り(=正答)。気流低下で感覚は鈍化し、閾値は上昇する。

4. カニューレのカフによる頸部食道圧迫 — ❌ 正しい影響。カフが食道を圧迫しうる。

5. 吸痰による嘔吐反射誘発 — ❌ 正しい影響。吸引刺激で嘔吐反射が誘発されうる。

【試験対策ポイント】

気管切開の嚥下への悪影響=声門下圧の低下・喉頭挙上の制限・気道感覚の鈍化(閾値上昇)・カフによる食道圧迫。本問は「上昇/低下」の向きが逆の2肢を誤りとして選ぶ。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
既卒・浪人の方へ 解く力はあるのに、一人だと計画が崩れる——そんな人のための伴走型プログラム「ST既卒プレミアム」。あなた専用のロードマップと、毎週届く「今やること」で、次の国試まで隣を走ります。2026年9月7日スタート・以降も随時受付。お申し込みから8日以内なら全額返金。 詳しく見る ▶
スポンサーリンク(広告)

🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | STの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(成人・小児・聴覚・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国14,201か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第23回 全問一覧

▶ 嚥下障害 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)