第23回 言語聴覚士国家試験 第98問
補聴器・人工内耳第23回
第23回 言語聴覚士国家試験 第98問(補聴器・人工内耳)の正答は 4 です。裸耳利得(オープンイヤ・ゲイン)は、耳介と外耳道の共鳴により音が増幅される現象で、健聴者にも生じ、外耳道共鳴のためおよそ2〜3kHz付近を中心に10〜20dB増幅される。
問題
裸耳利得(オープンイヤ・ゲイン)について誤っているのはどれか。
- 1.耳介で受けた音が外耳道に集められて音が増幅される。
- 2.健聴者には誰にでもみられるものである。
- 3.10dBから20dBの増幅がある。
- 4.低音域から高音域まで増幅される。 ✓
- 5.補聴器装用によって失われる。
正答:4番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46.8%難問
62人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 裸耳利得は高音域中心で、全帯域が増幅されるのではない
裸耳利得(オープンイヤ・ゲイン)は、耳介と外耳道の共鳴により音が増幅される現象で、健聴者にも生じ、外耳道共鳴のためおよそ2〜3kHz付近を中心に10〜20dB増幅される。低音から高音まで一様に増幅されるわけではないため、選択肢4は誤り。
【各選択肢の解説】
1. 耳介で受けた音が外耳道に集められて音が増幅される。 — ❌ 正しい。耳介・外耳道の共鳴による。
2. 健聴者には誰にでもみられるものである。 — ❌ 正しい。生理的な現象。
3. 10dBから20dBの増幅がある。 — ❌ 正しい。共鳴周波数付近で10〜20dB。
4. 低音域から高音域まで増幅される。 — ✅誤り(=正答)。外耳道共鳴のため高音域(2〜3kHz)中心で、全帯域一様ではない。
5. 補聴器装用によって失われる。 — ❌ 正しい。イヤモールド等で外耳道を塞ぐと共鳴が失われる。
【試験対策ポイント】
裸耳利得=外耳道共鳴による2〜3kHz中心の10〜20dB増幅。補聴器で耳道を塞ぐと失われるため、補聴器の周波数特性設計で考慮する。
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