第24回 言語聴覚士国家試験 第10問
精神医学第24回
麻薬及び向精神薬取締法において麻薬類として規定されているのはどれか。
- 1.マリファナ
- 2.バルビタール
- 3.アンフェタミン
- 4.トルエン
- 5.モルヒネ ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — モルヒネ
モルヒネは麻薬及び向精神薬取締法の麻薬類に規定されている医用麻薬です。天然のケシから抽出される典型的な麻薬で、強い鎮痛・鎮静作用を持ち、医療現場での使用は厳密に管理されています。ST国試では「法律で何が規定されるか」を正確に区別することが重要です。
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【各選択肢の解説】
1. マリファナ
❌ 誤り。マリファナ(大麻)は「麻薬及び向精神薬取締法」ではなく、独立した「大麻取締法」で規制されています。別の法体系で管理されるため、この法律の「麻薬類」には含まれません。
2. バルビタール
❌ 誤り。バルビタールは「向精神薬」に分類され、麻薬類ではありません。向精神薬取締法の対象ですが、麻薬法による規制ではないため区別が必要です。
3. アンフェタミン
❌ 誤り。アンフェタミンは「向精神薬」(覚醒剤)に分類されます。麻薬及び向精神薬取締法の「向精神薬」の部分で規制されており、「麻薬類」ではありません。
4. トルエン
❌ 誤り。トルエンは有機溶剤であり、「有機溶剤中毒予防規則」で規制される対象です。麻薬及び向精神薬取締法の枠組み外で管理されます。
5. モルヒネ
✅ 正しい。モルヒネは麻薬及び向精神薬取締法第2条で「麻薬」と明確に規定されています。医療用の強力な鎮痛薬として、最も厳しい管理下に置かれます。
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【試験対策ポイント】
規制対象物質の法律による分類(ST国試頻出)
| 物質 | 法律 | 分類 | 管理の厳しさ |
|---|---|---|---|
| モルヒネ・コデイン | 麻薬及び向精神薬取締法 | 麻薬類 | 最も厳格 |
| アンフェタミン・覚醒剤 | 麻薬及び向精神薬取締法 | 向精神薬 | 極めて厳格 |
| バルビタール・ベンゾジアゼピン | 麻薬及び向精神薬取締法 | 向精神薬 | 厳格 |
| 大麻・マリファナ | 大麻取締法 | 別法体系 | 独立管理 |
| トルエン・シンナー | 有機溶剤中毒予防規則 | 有機溶剤 | 別法体系 |
**頻出パターン**
- 「麻薬」=ケシから抽出される医用麻薬(モルヒネ・コデイン)
- 「向精神薬」=化学合成・脳機能に作用する物質(覚醒剤・睡眠薬)
- 麻薬と向精神薬は別の分類:「麻薬=向精神薬」ではない
- 大麻は別法:混同しやすいので注意