第24回 言語聴覚士国家試験 第113問
臨床神経学第24回
第24回 言語聴覚士国家試験 第113問(臨床神経学)の正答は 1 です。右片麻痺と言語障害が出現し1時間以内に完全消失した経過は、一過性脳虚血発作(TIA)である。
問題
55歳の男性。高血圧を指摘されている。昨日右片麻痺と言語障害が出現したが、1時間で症状はすべて消失した。その後の症状はない。バスの運転手で本日も仕事の予定である。適切な助言はどれか。
- 1.今すぐ専門医を受診してください。 ✓
- 2.今日は自宅で休養してください。
- 3.今日の午前中は運転士、午後から専門医を受診してください。
- 4.今日は運転しても良いですが、明日専門医を受診してください。
- 5.今まで通り運転を続けても大丈夫です。
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 「今すぐ専門医を受診してください」が適切
右片麻痺と言語障害が出現し1時間以内に完全消失した経過は、一過性脳虚血発作(TIA)である。TIAは脳梗塞の前触れで、発症直後は脳梗塞発症リスクが非常に高い。直ちに専門医を受診させるのが適切である。
【各選択肢の解説】
1.今すぐ専門医を受診してください。 — ✅正しい(=正答)。TIAは緊急受診を要する。
2.今日は自宅で休養してください。 — ❌ 受診を遅らせ脳梗塞発症の危険を高める。
3.午前中は運転し午後から受診してください。 — ❌ 運転継続は危険で受診も遅い。
4.今日は運転してよいが明日受診してください。 — ❌ 受診の遅れは不適切である。
5.今まで通り運転を続けても大丈夫です。 — ❌ 重大な見逃しで不適切である。
【試験対策ポイント】
TIA=一過性の局所神経症状が短時間(多くは1時間以内)で完全消失。脳梗塞の警告症状で、発症後48時間〜数日の脳梗塞リスクが高い。「症状が消えたから様子見」は誤りで、緊急に精査・治療を要する。職業運転手では運転の中止も助言する。
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