第24回 言語聴覚士国家試験 第13問
聴覚系第24回
メニエール病の症状でないのはどれか。
- 1.耳鳴
- 2.難聴
- 3.失神 ✓
- 4.耳閉感
- 5.回転性めまい
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 失神
メニエール病の症状は「耳鳴」「難聴」「耳閉感」「回転性めまい」の4つから構成されます。失神(意識喪失)はメニエール病の特徴的症状ではなく、むしろ他の前庭疾患や脳血管疾患で見られるため誤りです。
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【各選択肢の解説】
1. 耳鳴
✅ 正しい。メニエール病の典型的症状の一つで、低周波数の耳鳴が特徴です。めまいの発作に伴って出現することが多く、聴覚症状として重要な診断根拠になります。
2. 難聴
✅ 正しい。メニエール病は初期段階で変動する感音難聴を呈し、特に低周波数域から障害が始まります。繰り返す発作により次第に進行性難聴へと移行する場合があります。
3. 失神
❌ 誤り。メニエール病では失神(意識喪失)は起こりません。めまいは激しい回転性めまいであり、患者は倒れることもありますが、意識は保持されています。失神は脳幹病変や脳血管障害、または上位中枢の障害を示唆する所見です。
4. 耳閉感
✅ 正しい。メニエール病の代表的症状で、内リンパ水腫により中耳圧が変化することで生じます。患者が「耳が詰まった感じ」「耳が膨らむ感じ」と訴える重要な症状です。
5. 回転性めまい
✅ 正しい。メニエール病の最も特徴的な症状です。内リンパ水腫による前庭機能障害のため、突然の激しい回転性めまいが数時間から数日続きます。嘔吐を伴うことも多いです。
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【試験対策ポイント】
メニエール病の4つの症状(覚え方:「耳」に関する症状)
| 症状 | 特徴 |
|---|---|
| 耳鳴 | 低周波数の耳鳴 |
| 難聴 | 初期は変動性、後に進行性 |
| 耳閉感 | 圧迫感・膨張感 |
| 回転性めまい | 激しく、嘔吐伴うことあり |
メニエール病で「起こらない」症状
- 失神(意識は保持)
- 頭痛(めまいに伴う吐き気と混同しないこと)
- 意識障害
紛らわしい点
- めまい症状は激しいため、患者は倒れる→失神と混同しやすい
- しかし「失神=意識喪失」であり、メニエール病患者の意識は保たれている