第24回 言語聴覚士国家試験 第163問
高次脳機能障害第24回
第24回 言語聴覚士国家試験 第163問(高次脳機能障害)の正答は 2 です。障害と訓練法の対応を問う。
問題
障害と訓練法との組み合わせで誤っているのはどれか。
- 1.道順障害 ― 道順の言語化
- 2.構成障害 ― PQRST法 ✓
- 3.記憶障害 ― 手がかり漸減法
- 4.発語失行 ― 8段階統合刺激法
- 5.全般性注意障害 ― Attention Process Training(APT)
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — 誤りは「構成障害 ― PQRST法」
障害と訓練法の対応を問う。PQRST法(Preview-Question-Read-State-Test)は文章の記銘を助ける記憶障害の訓練法であり、構成障害の訓練法ではない。したがって選択肢2が誤りである。他の組合せは適切である。
【各選択肢の解説】
1.道順障害 ― 道順の言語化 — ❌ 正しい。経路を言語的手がかりで補う。
2.構成障害 ― PQRST法 — ✅誤り(=正答)。PQRST法は記憶(文章記銘)の方法である。
3.記憶障害 ― 手がかり漸減法 — ❌ 正しい。手がかりを段階的に減らす(vanishing cues)。
4.発語失行 ― 8段階統合刺激法 — ❌ 正しい。Rosenbekの統合刺激法である。
5.全般性注意障害 ― Attention Process Training(APT) — ❌ 正しい。注意の階層的訓練である。
【試験対策ポイント】
訓練法と対象:記憶=手がかり漸減法・PQRST法・誤りなし学習。注意=APT。発語失行=8段階統合刺激法。道順障害=経路の言語化。PQRST法を構成障害に結びつける引っかけに注意。各訓練法がどの高次脳機能を対象とするかをセットで覚える。
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